2010年(平成22年) 1月6日(水)付紙面より
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遊佐町の消防出初め式が4日、駅前通り、役場前など町中心部で行われ、はしご乗りなどで「火消し」の心意気を示すとともに、今年1年の無火災を祈願した。
同町消防団(高橋正義団長)の団員、婦人防火クラブ員、来賓ら約300人が参加。はじめに時田博機町長が観閲する中、分団ごとに分列行進。団員によるラッパ隊の勇ましい音楽に合わせて堂々と歩を進め、時田町長の前で敬礼をした。
整列後、若手団員6人が2本のはしごに代わる代わる登り、「八艘(そう)」や「一本遠見」といった20種ほどの演技を次々と披露した。はしごの上で逆さになる「逆さ大の字」という大技では、あいにくの雪降りにもかかわらず詰め掛けた大勢の町民らから「おーっ」という感嘆の声も上がり、無事に終わると大きな拍手が送られた。
また、2本のはしごの間にロープを渡し、「災害のない町づくりをめざして」と書かれた垂れ幕を掲げたほか、はしごの上から紅白のもちをまき、災害のない1年を祈った。
2010年(平成22年) 1月6日(水)付紙面より
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三川町の公設庄内青果物地方卸売市場で5日、初競りが行われた。威勢のいい競り声が飛び交い、年末年始休業だった市場に約1週間ぶりに活気が戻った。
競りの開始を前に午前7時半から市場関係者ら約200人が参加して初市行事が行われた。優良出荷団体などの表彰の後、市場を運営する庄内広域行政組合理事長の榎本政規鶴岡市長が「庄内の食生活を支える市場。青果物を安定供給する信頼される市場として一層期待するとともに、今年が皆さんの飛躍の年になることを願う」とあいさつ。副理事長の原田眞樹庄内町長の手締めで市場の発展を願った。
この日は、庄内産のホウレンソウや大根、小松菜、静岡産のレタス、千葉産のキャベツといった野菜類、静岡産のミカンなど合わせて約30トンが入荷。午前8時、鐘の音を合図に初競りが始まると、ひな壇に陣取った買受人を前に仲買人たちの威勢のいい競り声が響き渡り、箱詰めされた品物が次々と競り落とされた。
初市としては品数、量とも例年並みだが、景気を反映して全体的に低価格の傾向が続いているという。