2010年(平成22年) 12月28日(火)付紙面より
ツイート
プロ野球・福岡ソフトバンクホークス外野手で鶴岡市岡山出身の長谷川勇也選手(26)が27日、鶴岡ドリームスタジアム室内練習場で開かれた少年野球教室で、地元小中学生に打撃や守備のポイントを指導した。
長谷川選手は酒田南高を卒業後、専修大に進み東都大学リーグなどで活躍。2006年の大学生・社会人ドラフトで指名を受け福岡ソフトバンクホークスに入団した。プロ4年目の今季、134試合に出場しチームのリーグ優勝に貢献した。
少年野球教室は、鶴岡市内の有志や大泉スポ少などかつての所属チーム関係者でつくる「長谷川勇也選手を応援する会」(佐藤光雄会長)が主催し、昨年初めて開催した。
この日は大泉、斎、京田の各スポ少と鶴岡一中、鶴岡四中の野球部など合わせて約60人が参加。キャッチボールやノック、素振りなどの練習で、長谷川選手から打撃や守備のポイントを学んだ。
長谷川選手はキャッチングについて「捕球は上からかぶせず、低い姿勢で球の底からすくい上げるように捕ること。できるだけ前でキャッチすることも心掛けて」、打撃では「自分の背中側にあるインコースの球を打つよりも、真ん中の球をセンターオーバーする気持ちで振り抜く。ただ当てるだけでなく、打球が伸びていくようなイメージを持つことが大事」と、繰り返し丁寧に説明した。
このほか、長谷川選手への質問タイムやサイン、握手会なども設けられた。
2010年(平成22年) 12月28日(火)付紙面より
ツイート
鶴岡市の温海、朝日両地域の産物を軽トラックで集荷して市街地で販売する森の産直カーの「歳末感謝デー」が27日、市老人福祉センターと南銀座商店街の2カ所で行われ、この日運行された「あつみ号」が正月用品の販売とともに、アカエビがたっぷり入った海老(えび)汁が振る舞われた。森の産直カーは本年度から生産者らによる自主運行に切り替わり、年末年始の買い出しに訪れた高齢者たちは「近くにスーパーがなく、日ごろの買い物は毎週来る産直カーに助けられている」と話していた。28日には「あさひ号」の感謝デーが同じ場所で行われる。
森の産直カーは、国が創設した「地方の元気再生事業」の採択を受け、2008―09年度は社会実験事業として実施。今年4月からは自主運行となり、あつみ旬菜市推進協議会が「あつみ号」、産直あさひ・グーを運営するあさひ村直売施設管理運営組合が「あさひ号」の運行をそれぞれ週3回継続している。関係者は「固定ファンが多く、産直カーを待っている市民が少なくない」と話す。感謝デーに足を運んだ同市本町三丁目の80代の女性は「夫婦とも車の運転ができず、日々の買い物に困っている。近くに来る産直カーは、本当にありがたい」と話した。
この日、老人福祉センターの感謝デーには、高齢者ら50人ほどが集まった。鼠ケ関の漁師が調理した熱々の海老汁に「うめのお」と話しながらゆっくりと品物を選び、もちや花、クルミ、越冬野菜、赤カブなどを買い求めていた。