2011年(平成23年) 3月16日(水)付紙面より
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東北電力は15日、東日本大震災による電力供給不足を受け、16日から18日までの3日間にわたり、計画停電(輪番停電)を実施すると発表した。現在の計画によると、庄内地域は17日午前9時―正午までの時間帯で停電する予定。
同社管内の太平洋側の火力発電所などの被害が大きく復旧に時間がかかることに加え、被災地などの設備の復旧が進む中で電気需要が増加。突然の大規模停電を避けるため、当面の緊急措置として実施する。受給見通しは想定需要量の1日当たり約1050万キロワットに対し、供給量は約970万キロワットと約100万キロワットの不足が見込まれている。
計画停電の地域は青森県の一部と秋田、山形、新潟の各県。4県を8グループに分け、16―18日の3日間にわたり午前9時―正午、午後5時―8時の2回の時間帯で実施する。庄内地域の5市町は「第5グループ」に属し、17日の午前9時―正午の時間帯で停電の予定。
同社山形支店によると、計画停電について前日の夜までに実施を判断し、受給状況を見極めて再度当日の実施時間帯の1時間前をめどに最終判断するという。
また、同支店は今後の計画停電の見通しについて「発電設備の状況の変化がない限り来週も継続となるだろう」と話している。
計画停電の問い合わせ先は、同社コールセンター=電0120(175)566=、ホームページhttp://www.tohoku‐epco.co.jp/へ。