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2011年(平成23年) 7月26日(火)付紙面より

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涼味満点「流し麦きり」

 地元特産の孟宗(もうそう)竹と麦きりを使ったイベント「流せ☆麦きり?竹+水+麦きり=笑顔?」が24日、鶴岡市湯田川の梅林公園で行われ、家族連れなどが長さ約60メートルの樋(とい)で「流し麦きり」を楽しんだ。

 来年の湯田川温泉開湯1300年に向け、話題性あるイベントで地域の盛り上げを図ろうと、湯田川地区の20、30代の若者約10人が実行委員会をつくり、今春から準備を進めていた。朝採りのおいしさで定評のある湯田川孟宗と庄内特産の麦きりにこだわった。

 傾斜のある遊歩道沿いに、長さ約2・5メートルの孟宗竹の青竹を半分に割った樋を約30本つなげた。正午に実行委員長の高橋準さん(27)=藤沢、会社員=が「入麺(めん)」の合図とともに、樋に麦きりを投入、準備した約270食が次々に流された。つゆ入りのおわんとはしを手にした大勢の家族連れが、冷水とともに流れてくる麦きりをすくい取っては、楽しそうに食べていた。

 高橋さんは「自分たちの世代としては対外的にも参加を呼び掛けてこうした行事を行ったのは初めてで、多くの人に来てもらえてうれしい」と手応え。さらに「今後も仲間の交流を深めながら、多くの人に湯田川の存在をアピールしていきたい。来年はさらに樋を長くして挑戦したい」と意欲を見せていた。

流し麦きりを楽しむ家族連れたち
流し麦きりを楽しむ家族連れたち



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