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2011年(平成23年) 7月26日(火)付紙面より

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毛布をありがとう 火災被害の道形保育園 手作りの壁掛け贈る

 鶴岡市道形町の道形保育園(菅原光輝園長、園児110人)の「夕涼み会」が23日、道形公民館グラウンドで開かれた。今年2月に同園が火災に見舞われた際、毛布を提供してもらった鶴岡道形町郵便局の後藤勝局長を招き、園児たちが「ありがとうございました」と感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈った。

 同園は今年2月、園舎が半焼する火災に見舞われた。園児たちが昼寝する際に使う毛布もほとんど燃えてしまったことを聞きつけた同郵便局は、庄内各地の郵便局に呼び掛けて販促用商品の毛布を約250枚集めた。1枚のサイズがバスタオル大だったため、道形町内会を通じて地域の主婦らから毛布4枚をひと組に縫い上げてもらい、60人分の毛布を作って同園に贈った。

 同園の夕涼み会は毎年開かれており、今回は現在3―5歳児の臨時預かり所となっている道形公民館を会場にした。子供みこしや歌と踊りが披露された後、保護者が見守る中で年長組の代表が5人がかりで手作りの壁掛けを持ち、ゲストに招いた後藤局長へ手渡した。

 壁掛けは、年長組の園児24人がそれぞれの笑顔を描いたイラストをハート型に飾り付けたデザイン。中央に「ありがとうございました どうがたほいくえんより」とメッセージが書かれている。このほか、毛布を縫い上げた地域住民にも園児たちから手作りのプレゼントが贈られた。

 壁掛けを受け取った後藤局長は「園児たちの気持ちがうれしい。局内に飾ります」と目を細めながら話していた。

「ありがとうございました」と園児たちが手作りの壁掛けをプレゼント
「ありがとうございました」と園児たちが手作りの壁掛けをプレゼント



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