2011年(平成23年) 8月2日(火)付紙面より
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鶴岡書道会(佐藤政一会長)の夏季書道練習会(鶴岡市教育委員会、荘内日報社、致道博物館後援)が1日から、鶴岡市の朝暘第一小学校で始まり、子供たちが「涼しい風」などの課題に取り組んでいる。
今年で78回目を迎えた伝統の練習会。夏休み期間中、書道会会員の講師から手ほどきを受ける。今年は普通部と大字部に、幼児から高校生までの延べ約200人が5日まで5日間、練習に励む。
初日の1日午前、体育館で行われた大字部の練習には約30人が参加。小学1年生が「かに」、同3年生が「青いうみ」、同5年生が「涼しい風」など学年ごとの課題に取り組んだ。じっとしていると汗ばんでくる暑さの中、講師から「太い字で思いっきり」「つながりのあるところは休まず、一気に」などアドバイスを受け、児童らは真剣な表情で太い筆を運んでいた。この練習会は今年で3年目という斎藤有真君(11)=朝暘六小5年=は「うまくなってくると、書くのが楽しい」と話した。
清書作品は審査され、7―9日の午前9時―午後5時に朝暘一小体育館に展示される。