2011年(平成23年) 8月2日(火)付紙面より
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鶴岡市の堅苔沢漁港で31日、「第11回堅苔沢海の運動会」が開かれ、地区住民などが海上綱渡りなど趣向を凝らした競技で海に親しむイベントを繰り広げた。
都市化などで漁村への関心が薄れる中、地域を愛する心をはぐくみ活性化につなげようと、堅苔沢自治会(本間仁一会長)、地元住民による地域おこしグループ「おらほの未来を語る会」(山村肇会長)の主催で、1995年に始まった。以来、悪天候で海が荒れた時以外はほぼ毎年開催している。
この日は港内を会場に、2隻の漁船の間に張ったロープを滑車や素手で渡る「水上ターザン」や「水上綱渡り」、海面に浮かべた発泡スチロール板の上を走る「忍者水上渡り」など、港を利用した7競技が行われた。
このうち「水上ターザン」には地区内外の小学生から大人まで約20人が参加。ジャマイカ、中国出身の庄内在住外国人なども招待されて競技に挑戦した。滑車につかまり勢いをつけて海上に飛び出したが距離が伸びず、体を前後に大きく揺すりながら前進しようとする参加者もおり、会場に集まった家族連れなどから大きな拍手と声援が飛んでいた。