2011年(平成23年) 8月7日(日)付紙面より
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酒田地区広域行政組合消防本部(高橋清貴消防長)の一日消防士体験が6日、酒田市の消防署西分署で行われ、同市と庄内町の児童たちが放水や救助訓練などを体験した。
酒田消防では、消防業務への理解を深めてもらうとともに、防火意識の高揚を目的に毎年、夏休みに合わせて児童を対象にした消防士体験を行っている。
24回目となった今年は、両市町の1―6年生の男女36人が参加。三角きんの巻き方など救急法を学んだ後、消防ポンプ車を使用した放水、水平に張られたロープを渡る救助、消火器での初期消火などの訓練を体験した。
このうち放水訓練では、消防職員に手伝ってもらい、実際に放水。連結したホースから勢いよく水が出ると、児童たちは水圧の強さでよろけたものの、踏ん張って懸命に放水していた。救助訓練では、自らの腕力のみを頼りにし懸命にロープを渡っていた。
同市の亀城小5年、池田学史君(10)は放水体験後、「将来は消防士になりたい。水は重く、ふらついてしまった」と話していた。