2011年(平成23年) 8月7日(日)付紙面より
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第93回全国高校野球選手権大会の開会式が6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、山形代表の鶴岡東ナインが力強く歩を進め、30年ぶりに堂々と入場行進した。
入場行進は、昨年夏の優勝校・興南(沖縄県)の外間正伍主将(3年)を先頭に、北から順に代表49校が次々と入場。鶴岡東ナインは山形大会の優勝旗を手に持った遠田真也主将を先頭に甲子園のグラウンドを力強く行進。スタンドから大きな拍手と歓声が送られていた。
金沢(石川)の石田翔太主将が「春から夏にかけ、どれだけ時がたっても忘れることができないさまざまなことが起きた。それでも失うばかりではない。日本中のみんなが仲間。支え合い、助け合い、頑張ろう。私たちは精いっぱいの笑顔で全国の高校球児の思いを白球に込め、この甲子園から、消えることのない深いきずなと勇気を日本中の仲間に分けられるよう、全力でプレーすることを誓う」と選手宣誓した。
開会式終了後、高崎健康福祉大高崎(群馬)―今治西(愛媛)の戦いで開幕。鶴岡東は第7日目(12日)の第2試合(午前10時半)に登場し、奈良代表の智弁学園と対戦する。
開会式を終えた遠田真也主将は「いよいよ大会が始まったことを実感している。今日から気持ちを切り替え、初戦に向けて練習を頑張っていきたい」と意気込んでいた。