2011年(平成23年) 8月11日(木)付紙面より
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「フルーツ王国」の鶴岡市櫛引地域で、デラウエアの収穫がピークを迎え、生産者は連日、出荷に追われている。
約40アールでブドウを栽培している同市西荒屋の澤川宏一さん(64)方では、今月6日からデラウエアの出荷がスタート。連日、家族が甘い香りが漂うブドウ棚の下で、たわわに実った紫色の房の収穫に追われている。澤川さんは今年の作柄について「当初は生育の遅れが心配されたが、7月下旬に好天に恵まれて回復し、例年より2、3日早い出荷開始となった。甘味も十分で味はとても良い」と話す。
櫛引地域のブドウは、デラウエアが今月25日ごろまで。その後、高尾、ピオーネ、巨峰など大粒系が収穫期を迎え、10月末ごろまで楽しめる。
櫛引地域の観光果樹園の入園料(もぎ取り食べ放題)は、統一料金で小粒系(デラウエアなど)600円、大粒系(巨峰など)800円。問い合わせはくしびき観光果樹園紹介所(産直あぐり内)=電0235(57)3677=へ。