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2011年(平成23年) 8月11日(木)付紙面より

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荘内大祭 奴振り 小学生初参加 練習に汗

 鶴岡市の荘内大祭(本祭・15日)の大名行列で、呼び物の三役奴(やっこ)振りに初めて小学生が参加することになり、猛暑の中、厳しい練習に励んでいる。

 荘内大祭の大名行列は1877(明治10)年、旧庄内藩の歴代藩主を祭る荘内神社(同市馬場町)の創建を記念して始まった。威勢の良い掛け声とともに長いやりを投げ渡す三役奴振りは人気で、昨年までは一般と高校生が務めてきた。

 同大祭三役奴振り保存会の佐藤勉会長(71)=同市大淀川=によると、昨年に保存会を立ち上げ本格的な継承を模索する中で、「子供のときから親しみ、保護者にも関心を持ってもらうことが大事」と考え、小学生の参加を試みることにした。

 同神社のおひざ元である朝暘三小の6年生に参加を呼び掛けたところ、男児10人の申し出があり、全員が先月26日からほぼ毎日、荘内神社参道で練習に励んでいる。

 参加する小学生は、今泉在志君、川内拓海君、渡部裕斗君、本登息吹君、五十嵐一樹君、阿部竜也君、早坂奏人君、三浦健輔君、大江山翔君、篠原大輔君の10人。やりを模した棒は、大人用の長さ約5メートルに対し、約3メートルの短く、軽いものを使う。

 9日午後零時半からの練習には小学生9人と高校生3人が参加。扇持ち役の「はあー、よいやなー」の掛け声に合わせて構え、やりを前方の相手に投げた。佐藤会長から「手だけでなく、体全体を使って投げる」などアドバイスを受け、真剣に取り組んでいた。

 扇持ちの阿部君は「自分の号令でみんなが動くので、プレッシャーがある」、本登君は「だんだん、声が出るようになってきた。本番は失敗しないようにしたい」、川内君は「最初は失敗ばかりしていたが、練習でうまくなってきた」とそれぞれ練習に手応えを感じている様子。佐藤会長は「最初はどうなるかと思ったが、様になってきた。見物客から大きな拍手をもらえると期待している」と楽しそうに話した。

 大名行列は総勢約500人が参加して15日午後3時に鶴岡公園北広場を出発、鶴岡銀座通りなどを練り歩く。

奴振りの練習に励む小学生たち=9日
奴振りの練習に励む小学生たち=9日



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