2011年(平成23年) 8月12日(金)付紙面より
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鶴岡市の市街地を流れる内川で11日、「舟下り体験」が行われ、市内の小学生たちが身近にある川に親しみながら自然や歴史を学んだ。
子供たちから内川の自然に興味を持ってもらうとともに歴史や文化を学んでもらおうと、川沿いの町内会や市で組織する「内川を美しくする会」(齋藤四郎会長)が、2002年から毎年この時期に実施している。
10回目の今回は小学3―6年の児童11人が参加。木製の和舟2隻に分乗し、同市本町三丁目の柳橋から同市昭和町の昭和橋上流公園までの1・2キロを50分ほどかけて舟下りした。途中、舟を止めて市観光ガイド協議会のメンバーから内川に架かる橋の由来や歴史などの説明を受け、滑るようにゆったりと進む舟上から普段とは違った角度から内川の景観と市街地の街並みを見学した。
いずれも初めて参加した朝暘二小5年の桜井徳志君(10)は「船酔いするかと心配だったけど、車より揺れなかった。いつもと違う景色を見られて楽しかった」、朝暘四小6年の須貝美齢さん(12)は「舟から見る町の様子はいつもと違うように見え、川の風はとっても気持ち良かった。橋の名前の由来やいろんなことを教えてもらい、勉強になった」と話していた。