2011年(平成23年) 8月13日(土)付紙面より
ツイート30年ぶりの「夢舞台」で悲願の初勝利ならず―。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われている第93回全国高校野球選手権大会7日目の12日、山形代表の鶴岡東は、奈良代表の智弁学園と2回戦で対戦し、1―2の接戦で敗れ、初戦突破はならなかった。鶴商学園時代の1981(昭和56)年以来3度目の甲子園大会出場を果たした鶴岡東は、先発の佐藤亮が、奈良大会で打率4割を超える強打の智弁打線を短打のみの8安打に抑える粘投で、守備も失策なしと大健闘。1点を追う最終回には2死後の神田真の二塁打で同点機をつくりチームの特徴の「粘りの野球」を最後まで発揮し、強豪・智弁学園と互角に渡り合ったものの、鶴商学園時代からの「夏の甲子園1勝」にわずかに及ばなかった。