2011年(平成23年) 8月14日(日)付紙面より
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酒田市升田の玉簾(たますだれ)の滝で12日、夜間ライトアップが始まった。19日までの期間中、強力なライトが壮大な滝の姿を闇夜に照らし出す。初日の夜には「玉簾の滝フェスティバル」が開かれ、神社庁酒田飽海支部神道青年会員が雅楽を演奏した。
玉簾の滝は、頂点から滝つぼまでの落差が約63メートル、幅は約5メートル。弘法大師が命名したと伝えられ、かつては山岳宗教の修験場だったとされる。現在は八幡地域を代表する観光スポットとなっている。ライトアップは、地区の魅力を内外にPRしようと、升田地区民らが実行委員会を組織し2000年から毎年、5月の大型連休、8月のお盆に合わせて行っている。
初日は日中の暑さが残る中、強力なライトに照らし出され、幻想的な流れを見せる滝の前に特設ステージを設け、同青年会メンバーが雅楽を演奏。訪れた大勢の行楽客は壮大な滝の姿とともに、周囲の山に響きわたる音色を堪能していた。
ライトアップは19日まで毎夜、日没から午後10時ごろまで行われる。