2011年(平成23年) 8月14日(日)付紙面より
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鶴岡市羽黒町川代の庄内映画村オープンセットに、新たに「戦国大手門エリア」が整備され、公開されている。大河ドラマで使われた山梨県北杜市の旧風林火山館から移築したもので、新たな見学スポットとして入場者の目を引いている。
整備されたのは、エントランス広場から山手側の宿場町エリアの中間地点。高さ約6・5メートルの大手門を中心に、左右約70メートルに及ぶお堀と塀が続き、大手門の両脇には見張り台の二階櫓(やぐら)も再現。戦国時代から江戸時代にかけて建設された平城(ひらじろ)に見られる正門で、2007年放映のNHK大河ドラマ「風林火山」のために建設されたものを譲り受け、今年5月から工事を進めてきた。
先月末から公開をスタート。大手門の裏には、馬場も整備され、乗馬体験(有料)もできるなど、戦国時代にタイムスリップできる空間となっている。同映画村では「この大手門から名作が生まれるように、新たな魅力として映画誘致を進めたい」と話している。
乗馬体験は馬場1周500円、15分2000円。問い合わせは同映画村=電0235(62)2134=へ。