2011年(平成23年) 8月16日(火)付紙面より
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鶴岡警察署管内(鶴岡市、三川町)で交通死亡事故が多発していることを受け15日、鶴岡市荒井京田の国道7号で交通死亡事故抑止緊急対策の大検問が行われた。同署員など約35人が出動し、ドライバーたちへ「運転の際は十分に注意をお願いします」と呼び掛けた。
今年に入って同署管内の今月15日現在までの死者は県内ワースト1の6人で、昨年同時期に比べ5人増。けが人は691人で6人減だが、発生件数は562件で13件増となっている。また、先月22日以降、今月15日まで管内で3件4人が犠牲となる交通死亡事故が発生しており、特に今月7―13日の1週間で3人が死亡し、20人余りのけが人を出すなど交通事故が多発傾向にある。
こうした状況から、県警本部は今月11日、鶴岡警察署管内を同日から25日までの15日間、交通死亡事故抑止緊急対策推進地区に指定。同署は関係団体と連携を図りながら、交通取り締まりなど街頭活動の強化や安全広報・啓発活動などを進めていくことにした。
この日の大検問には同署員と県警本部交通機動隊庄内方面隊員合わせて約35人が参加。国道上で温海方面へ向かう車を止め、安全運転の啓発チラシと眠気防止のチューインガムをドライバーに手渡し、「死亡事故が多発しています。十分注意して運転してください」と呼び掛けた。
同署の那須和明副署長は「先週から大きな事故が多発している。暑い日が続いているので、運転の際には気を緩めることなく、安全運転で目的地へ向かってほしい」と話していた。