文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 8月20日(土)付紙面より

ツイート

鶴岡書店組合 江戸中期の城下絵図復刻

 鶴岡書店組合(阿部等組合長)は江戸中期に描かれた「鶴ケ岡城下絵図」を復刻、発行した。鶴岡市の致道博物館が所蔵する城下絵図をもとに作成したもので、限定1000部発行。阿部組合長は「絵図を片手に町歩きを楽しみ、鶴岡の歴史に触れてもらいたい」と話している。

 鶴ケ岡城下絵図は1972(昭和47)年に文政期(1818―29年)の絵図、1982(昭和57)年に元禄期(1688―1703年)の絵図が発行されて以来、復刻されていなかった。

 今回、致道博物館の監修で復刻が決まった絵図は、製作年がはっきり分かっていないが、文化2(1805)年に開校した旧藩校致道館が描かれていないことから、江戸中期の安永時代(1772―80年)に作成されたものとみられている。

 絵図は同館での保存状態が良く、本丸と二の丸、三の丸からなる典型的な平城の鶴ケ岡城を中心に、御角櫓(おすみやぐら)や大手門、三の丸付近に家老、御家中の屋敷を配し、内川の東側、南側に町屋敷、さらにその外側に給人町(下級武士)や寺院が並ぶなど、当時の城下の町割りが見て取れる。

 阿部組合長は「古い絵図、地図の多くが絶版となり、鶴岡の古い町並みを知りたい、史料が欲しいという多くの声が上がっていた。昨年から製作を進め、ようやく完成した」と話していた。

 復刻した「鶴ケ岡城下絵図」は原図(縦187センチ、横200センチ)を縮小して縦76・5センチ、横82センチのサイズ。和紙風の台紙に描かれており厚い和紙で作った畳紙(たとうがみ)で包まれている。1部1260円で限定1000部の発行。鶴岡市内の各書店で手に入る。

 問い合わせは阿部久書店内の鶴岡書店組合=電0235(22)0220=へ。

江戸中期の鶴ケ岡城下の町並みが記された絵図が復刻された
江戸中期の鶴ケ岡城下の町並みが記された絵図が復刻された



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field