2011年(平成23年) 8月21日(日)付紙面より
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鶴岡市羽黒町川代の月山山ろくのヒマワリ畑が満開となり、斜面に続く黄色の花が訪れた人たちの目を楽しませている。
市内の農業者らでつくるグループ「ハグロファーム」が昨年、国の耕作放棄地再生利用緊急対策事業を活用して整備。約4ヘクタールの旧牧草地を畑地に変え、昨年からヒマワリ畑として開放している。
今年は雪解けが遅かった上、種まき後も日照不足で発芽せず、まき直し。ようやく発芽しても6月の大雨で流されるなど苦労の連続だったという。盆を過ぎて花がようやく咲きそろい、傾斜地に見渡すように広がる、まさにヒマワリ畑がようやく姿を現した。
19日は帰省中の家族連れらが足を運び、花の間で記念写真を撮るなどしていた。同グループでは「今年は天候に泣かされた。夏も終わりに近づいたが、大勢の方に見て楽しんでもらえれば」と話している。
場所は月山高原牧場の30メートルほど手前。現地にはかき氷や冷たい飲み物を販売する売店もある。20、21の両日はクマ汁(1杯700円)の販売もある。