2011年(平成23年) 1月19日(水)付紙面より
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酒田市の若草幼稚園(大滝宗徳園長)で18日、座禅会が開かれ、年長児が足のしびれを我慢しながら心を静めた。
同園では、静かに座ることで心を落ち着けてもらうとともに、服のすれ、すり足など普段は聞こえない静かな音にも反応する敏感な感性を養ってもらおうと、1955年の創立以来、毎年、特に年長児を対象にした座禅会を開催している。
座禅会は同園ホールで行われ、年長児72人が挑戦。大滝園長が最初、座禅時の手の結び「法界定印(ほっかいじょういん)」、足の組み方「結跏趺坐(けっかふざ)」「半跏趺坐(はんかふざ)」などを指導した。
警策(きょうさく)を手にした大滝園長が歩を進める音だけが聞こえる静けさの中、園児たちは手足を組み、背筋をピンと伸ばして座禅に挑戦。時間は10分ほどだったが、座禅を終えた園児たちは凛(りん)とした表情。「いろいろな音が聞こえた」「早く目を開けたいと思った」などと感想を発表していた。
引き続きお茶会が開かれ、茶道裏千家淡交会庄内支部酒田地区の堀宗里さん(酒田市)の指導で、年長児が抹茶と、梅をかたどった菓子を味わった。
2011年(平成23年) 1月19日(水)付紙面より
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県内の私立高校のトップを切り18日、鶴岡市の羽黒高校(福原義幸校長)で一般入試が行われ、受験生たちが合格を目指して問題に取り組んだ。
同校では普通、総合情報、機械システム、自動車システムの計4学科の一般入試が行われた。前期のA日程の試験科目は国語、数学、社会、理科、英語の5教科。全体の定員290人に対し873人が志願し、平均志願倍率は約3倍となった。
試験は同校総合体育館と新庄市内の2会場で行われ、このうち総合体育館では約680人が受験した。広い体育館には、びっしりと机といすが並べられ、制服姿の受験生たちで埋まった。試験開始の午前9時20分を前に試験官から注意事項の説明が行われ、問題と解答用紙が配布された。試験開始を告げるチャイムの合図とともに、受験生たちは真剣な表情で問題と向き合っていた。
合格発表は今月24日の予定。後期のB日程の一般入試は来月5日に行われる。
庄内地域の私立高校では鶴岡東高校と天真学園高校、酒田南高校が19日に一般入試を行い、中学生たちは本格的な受験シーズンを迎える。
公立高校の一般入試は3月10日に行われる。