2011年(平成23年) 1月28日(金)付紙面より
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庄内各地の生産者グループが開発・販売に取り組んでいる加工品を一堂に集めた「地産・地消で新食感・新味来 加工品フェア2011」が、庄内町余目の新鮮館Aコープぼんてんで開かれている。黒ニンニクやワラビ漬け、玄米シフォンケーキなど、工夫を凝らした数々の加工品が人気を集めている。
加工品フェアは、販売を通じて消費者のニーズを探り、今後の商品づくりに生かすとともに、集落営農グループの取り組みの周知や地産地消の推進などを目的に、JA全農山形が庄内各地の生産者グループに呼び掛け、毎年この時期に開催している。
3回目の今回は地元庄内町と酒田市、鶴岡市、遊佐町の11グループが参加。初日の27日は午前10時に販売がスタートし、新開発のヤマブドウソースやニンニクみそ、砂丘イチゴやパプリカ、紫ニンジンなどのジャム、ハーブティー、マコモタケのしょうゆ漬けなど、さまざまな商品や試作品がずらりと並んだ。
買い物途中の主婦などが足を運び、試食で味を確かめながら気に入った商品を買い求めていた。フェアは28日午後6時まで。また、来月19、20の両日、酒田市曙町のAコープみどり店でも開催される。
2011年(平成23年) 1月28日(金)付紙面より
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三川町のなかの食品(中野眞社長)は、冬の味覚・寒ダラを使ったオリジナルハンバーガー「寒ダラバーガー」を商品化した。庄内浜で捕れる四季折々の海の幸を挟む「庄内バーガー」の第一弾。魚のおいしさを知ってもらい、消費拡大につなげたいとの願いが込められている。春にはアオサなどが登場する予定だ。
寒ダラバーガーは、ほぐした寒ダラの身とジャガイモで作ったコロッケ、寒ダラのソテーが具材のメーン。ほかに庄内産の生野菜、自家製のタルタルソース、チリソースが入る。酒田市内のパン製造業者が自家製米で作った玄米パンを使用するなど庄内の素材にこだわっている。くせがなく淡白なタラの身とソースの組み合わせが良く、幅広い年代の人に好かれる味に仕上がった。手に持つとずっしりと重く食べ応えもある。
同町のいろり火の里ショッピングセンター・ラコス内の総菜コーナー「デリカキッチン」で26日から販売を開始。先に商品化された寒ダラコロッケも店頭に並んでいる。寒ダラバーガーは2月6日にいろり火の里・なの花ホールで開催されるイベント「みかわ・あったか冬まつり」で100個を限定販売し、町内外にPRする予定。
中野社長は「旬の魚をアレンジして気軽に食べてもらえる商品を作り、消費者の魚離れの解消につなげたい。特に子供たちに食べてもらえたらうれしい」と話している。寒ダラコロッケ100円、バーガーは350円でともに2月中旬まで販売している。