2011年(平成23年) 10月5日(水)付紙面より
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城下町・鶴岡の観光名所などを町歩きする観光講座「鶴岡歴史散歩」が3日、鶴岡産業会館をスタート・ゴールで行われ、観光ガイドの案内で寺小路などを巡り、鶴岡の歴史文化について触れた。
観光講座は、鶴岡商工会議所観光部会(本間滿部会長)と鶴岡観光協会(石原純一会長)が、自分のまちを語れる事業の一環として、自分たちが住む鶴岡の魅力を再発見してもらおうと、2001年から毎年、内川舟下りや歴史散策などテーマを変えて行っている。
この日は、時折強い雨が降るあいにくの天候となったが、一般市民や会員事業所などから23人が参加した。鶴岡市観光ガイド協議会の五十嵐羊子さんがガイドを務め、鶴ケ岡城の石垣が護岸に使用されている神楽橋周辺や6つの寺が並ぶ寺小路、だるま市で有名な七日町観音堂などを約2時間半にわたり散策した。このうち同市本町二丁目の寺小路では、五十嵐さんが「たくさんある寺は戦の際に本城を守るためのもの。徳川幕府の命令で出城を造ることが許されなかったため、その代わりに寺が建てられた」などと説明。参加者たちは興味を示しながら話に聞き入っていた。
今回初めて観光講座に参加した市内在住の男性(72)は「知っているようで知らなかった鶴岡の歴史を学ぶことができて大変勉強になった」と話していた。
2011年(平成23年) 10月5日(水)付紙面より
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日本有数の野鳥の飛来地となっている酒田市の最上川スワンパークで4日朝、冬の使者・白鳥の第一陣が確認された。昨シーズンより1日遅い第一陣の飛来。
「来ているようだ」という関係者からの連絡を受けた同市白鳥を愛する会の池田昭三会長が同日午前9時ごろ、スワンパーク内の中州上流部で羽を休めている16羽を確認した。
スワンパークでは昨シーズン、1952羽の白鳥が越冬した。池田会長は「餌付けを自粛しているので、来てくれるか心配だった。白鳥の姿を見てまずはほっとした。今年も市民が楽しみながら観察できるよう、愛する会として努力していきたい」と話していた。
池田会長によると、スワンパーク内に立ち入り禁止区域を設定するかどうかなど今シーズンの対応については今後、市と協議する予定という。白鳥の飛来は12月中旬まで続く。