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荘内日報ニュース
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2011年（平成23年） 10月7日（金）付紙面より
ツイート「観光再興の一助に」 第5期18人認定 庄内ガイドライバーが決意
おもてなしの心で庄内の魅力を紹介するタクシー乗務員「庄内ガイドライバー」の認定証交付式が5日、三川町の県庄内総合支庁で行われた。認証検定に合格した第5期生18人にガイドライバーの称号が与えられた。
観光客に接する機会が多いタクシー乗務員を対象に、庄内の歴史や文化、自然、食などに関する知識を身に付けてもらうもの。県ハイヤー協会に加盟する庄内地域の22社と庄内観光コンベンション協会で組織する「庄内ガイドライバー協議会」（山崎正人会長）が2007年から取り組んでおり、これまで91人のガイドライバーが認定証を受けている。
本年度は7社18人が5期生となり6月から研修がスタート。方言を生かしたガイドについて学ぶ座学や鶴岡、酒田両市の観光スポットを巡る実地研修で基礎知識を学んだ。
この日は3回目の研修の後、認証検定に臨んだ。「羽黒山の石段は何段あるか」「庄内映画村で撮影したドラマのタイトルは」といった50の設問のうち8割以上正解すると合格で、今回は全員が合格した。
交付式では、山崎会長が一人一人に認定証と車両に張るマグネットステッカーなどを手渡した。5期生を代表し、酒田合同自動車の今野富美子さんが「東日本大震災後、庄内の地でも観光客が激減したが、日々回復していることを実感している。先輩ドライバーとともに精進し、庄内の観光再興の一助となるよう頑張ることを誓う」と決意を表明した。
庄内の観光振興に活躍するガイドライバーへ認定証が授与された
2011年（平成23年） 10月7日（金）付紙面より
ツイート学校図書館を大改造 富士見小 児童が仕分け
酒田市の富士見小学校（齋藤のり子校長、児童437人）で6日、「学校図書館大改造作戦」が繰り広げられ、5年生71人が蔵書約9600冊の仕分け作業を行った。
学習指導要領の改訂で情報活用力を高める場としての学校図書館が重要視される中、それにふさわしい館内レイアウトや書架の配置などを行い、授業に使いやすい図書館にすることが目的。
同校では10日ほど前から、図書館主任の佐藤深雪教諭や鶴岡市の元図書館司書で現在は学校図書館アドバイザーを務めている五十嵐絹子さんを中心に全体構想の検討、備品類の記号化、配置図の作成、分類別蔵書量の調査、分類案内表示の作成など準備を進めてきた。
この日は1時限目に5年生が作業。書架から取り出した本を図書館のベランダや隣の教室、廊下などに運び、日本十進分類法に応じて0類（総記）から9類（文学）に仕分けし並べた。学校図書館の活用教育を推進している八洲学園大（横浜市）教授で図書館学が専門の高鷲忠美さんらが五十嵐さんの案内で同校を訪れ、作業を見守るとともにアドバイスした。
その後、教職員が書架、カウンターなどを移動。中央に科学関係の書架を置いて館内を2つに分け、一方を調べ学習ができる「学習情報センター」、片方を「読書センター」とし、それぞれの背後などに関連蔵書の書架を並べ、その分類表示に従って書籍を入れた。
作業に協力した澤口侑理さん（10）は「本が多く仕分けも初めてなので大変だった。でも図書館が新しくなるので楽しみ」と感想。高鷲さんは「図書館は学びの宝庫で、十分に活用しないのは損。改造で図書館が使いやすくなり、授業でも活用できる。富士見小では子供たちも作業を手伝ったことで『自分たちの図書館』という自覚が出る」と、改造作戦の効果を話し、「ほかの学校にもこの取り組みが広がってほしい」と期待した。
富士見小の 5 年生が図書館の書架から取り出した本をベランダに並べた
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