2011年(平成23年) 10月8日(土)付紙面より
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遊佐町の吹浦小学校(安藤宏和校長、児童96人)の4年生20人がこのほど、学区内にある道の駅鳥海「ふらっと」を訪れ、施設内の直売所や食堂、ファストフードなどの7店で職場体験した。
これから開催を予定している4年生対象の「2分の1成人式」に向け、将来の夢を見据えるきっかけの一つにしようと、小学生では珍しい職場体験事業を、ふらっとなどを経営する会社・遊佐町総合交流促進施設の協力を得て昨年に引き続き実施した。
エプロンとバンダナ姿の子供たちは、同社の齋藤正人総支配人から「明るく笑顔を忘れず、あいさつをしっかりと」と注意を受けた後、2、3人ずつに分かれてそれぞれの“仕事場”へ移動。
農産物直売所「ひまわりの会」や土産品販売コーナーではレジ会計や野菜の袋詰め補助、食堂や味の駅(ラーメン店)ではテーブル清掃や調味料の補充、パン工房「ほっほ」ではパン生地をこねたりして仕事の大変さ、楽しさを味わった。
2011年(平成23年) 10月8日(土)付紙面より
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酒田市内5高校の書道部員が7日、市役所前駐車場で書道パフォーマンスを披露、この日から始まった第35回県高校総合文化祭酒田大会のテーマ「吹きわたる希望の港に文化の風」を長さ7メートルの布に墨黒々と大書し、大会のオープニングを告げた。
県高校総合文化祭は、文化部で活躍する県内高校生の一大祭典。今回は同市を主会場、9日までの3日間を主会期に開かれる。
書道パフォーマンスは、高総文祭の開幕をアピールするとともに大会の盛り上げを図ろうと、飽海地区書道専門部が実施。酒田東、酒田西、酒田商業、酒田中央、酒田南の5校の書道部員計39人が、「祭りはんてん」を着込んで参加した。
強い西風が吹く中、参加部員のうち27人が踊る「S・Jinku」に合わせて12人の書き手が、たっぷりと墨を含ませた大筆を手に次々と交代しながら「第三十五回山形県高等学校総合文化祭酒田大会」「吹きわたる」「希望の港に」「文化の風」「飽海地区書道専門部」と、5枚の布に書き上げた。この作品は垂れ幕にして大会期間中、市役所に掲げられる。
最後の「書道専門部」を担当した酒田中央高2年の佐藤有紀さん(17)は「書道パフォーマンスは初めて。風も強くて大変だったが、練習の成果を発揮できるように頑張った。うまくいったと思う」と、晴れやかな表情で話していた。