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2011年(平成23年) 11月25日(金)付紙面より

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酒田工業高閉校記念式典 50年の歴史胸に新たな出発

 来年4月に酒田市内の酒田商業、酒田北、酒田中央の公立3高校と統合して酒田光陵高校になる県立酒田工業高校(齋藤裕司校長、生徒477人)の閉校記念式典が23日、同市の希望ホールで開かれ、新たな出発を誓った。

 酒田工業高は1962(昭和37)年、酒田商工高校から分離・独立し開校。64年、現在地の同市宮海に完成した新校舎に移転した。その後、時代の要請に応じて学科改編を行いながら有為の人材を輩出し、これまでの卒業生は全日制1万2591人、83年3月で閉校した定時制815人の計1万3406人に上り、地元はもとより国内外で活躍している。

 閉校式には在校生と卒業生、新旧教職員ら約800人が出席した。開式に先立ち、応援団の音頭で第1応援歌「勝利への道」を斉唱。生徒たちは、胸を反らせて天を仰ぎながら大きな声で歌う独特のスタイルで、元気いっぱいに披露した。

 式典では実行委員長の弦巻伸・教育振興会長が「くしくも開校から50年の節目の年に閉校を迎える。『がんばる酒工生』をスローガンに、学習、体育、文化などで多くの優秀な成績を収めてきた。来春、酒田光陵高校として歩み出すことになるが、皆さんには酒工時代同様に支援を賜りたい。夢と希望を与えてくれた酒工よ、いつまでも」とあいさつした。

 続いて齋藤校長が式辞。「生徒は、いつでも、どこでも、誰にも誠実に対応し、厳しい状況でも就職は量、質共に他校をしのいでいる。新高校においても歴史が培ってきた普遍的な精神を引き継ぐとともに、地域の発展に寄与できるよう心身を鍛え、実践してほしい」と期待した。

 相馬周一郎県教育長、阿部寿一市長らのあいさつに続き、生徒会長の金内純平君(3年)が「先輩たちが築いた歴史、伝統は私たちの代でひと区切りになるが、1、2年生には校訓や『がんばる酒工生』の合言葉の下、新高校で活躍することを望んでいる。この学校で学んだことを胸に、使命に燃え、(校歌にあるように)七つの海にこぎ出していく」と惜別の言葉を述べた。

天を仰ぎながら元気いっぱいに「第1応援歌」を歌う生徒たち
天を仰ぎながら元気いっぱいに「第1応援歌」を歌う生徒たち



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