2011年(平成23年) 7月20日(水)付紙面より
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国土交通省酒田河川国道事務所の鶴岡国道維持工事を担当する業者で組織する「安全衛生・災害防止協議会」(上野歳一会長)が19日、鶴岡市内の国道沿いにある小学校を訪れ、児童たちに交通安全と防犯に関するグッズをプレゼントした。
同協議会は維持工事の発注元や下請け業者など22社で組織する。2004年から毎年、明るいやまがた夏の安全県民運動(7月21日―8月20日)を前に、国道沿いの小学校12校の1年生を対象に反射材キーホルダーと交通安全・防犯下敷きを贈っている。今回は計262人の児童に贈られる。
この日は安野秀一副会長が斎小、三瀬小の2校を訪問。このうち三瀬小では安野副会長が1年生の教室を訪れ、「交通事故などの被害に遭わないよう気を付けてください」と代表児童に交通安全と防犯を啓発するイラストなどが表裏に記された下敷きと星型の反射材キーホルダーを手渡した。児童たちは元気な声で「ありがとうございました」とお礼の言葉を述べていた。
25日までに残りの10校を訪れ、安全グッズを贈る予定。
2011年(平成23年) 7月20日(水)付紙面より
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子供たちからクラゲなどの海洋生物に親しんでもらう「出張クラゲ学習会」が19日、鶴岡市東荒屋の櫛引南小学校(五十嵐良克校長、児童90人)で行われた。児童たちが本物のクラゲを間近に見ながら、不思議な生態などを学んだ。
学習会は、県と鶴岡市、市立加茂水族館で構成する海洋科学・学習促進事業実行委員会(事務局・鶴岡市地域振興課)の主催で2009年度にスタート。本年度は櫛引南小を皮切りに、鶴岡と酒田の両市、庄内町の小学校、幼稚園、保育園合わせて6カ所で開かれる。
この日、同水族館の奥泉和也副館長が同校を訪れ、スライドを使って全児童にクラゲの種類や生態、卵から幼生やポリプに変わる様子などを解説した。奥泉副館長が「クラゲは雌雄同体。1つの体に雄と雌が入っている」「体内に小さな植物がいて、光合成で栄養をつくるクラゲもいる」と話すと、児童たちから驚きの声が上がっていた。
その後、水族館から運んできたミズクラゲやシンカイウリクラゲ、ハナガサクラゲを観察。虫眼鏡で水槽をのぞき込み、ふわふわと水中を漂う姿にくぎ付けになっていた。
このほか、ヒトデやナマコ、ソフトボールほどもある巨大なヤドカリなどをプラスチックケースに入れた「タッチプール」コーナーでは、児童たちが歓声を上げながら海洋生物に触れていた。観察したクラゲをスケッチし、同水族館の「クラゲイラストコンクール」に応募するという。