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2011年(平成23年) 7月21日(木)付紙面より

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鶴岡の夏 あんべみ 「だだちゃ豆」「なんぜんじ」お手ごろ価格で提供 

 鶴岡の夏の味覚を代表する「だだちゃ豆」と「なんぜんじ」を気軽に味わってもらう「あんべみ処」が20日から、鶴岡市内の飲食店などで始まった。食べやすい量をお手ごろ価格で提供している。

 藤沢周平作品の映画化などで鶴岡への観光客が増加傾向にある中、旬の味覚を「あんべみ」(塩梅見、味見)してもらい、おもてなしや鶴岡のイメージの向上につなげようと鶴岡商工会議所観光部会が2005年度から始めた。今年で7回目。

 参加店では、同市特産の枝豆「だだちゃ豆」(約70グラム)を250円、みずみずしい食感で涼感を誘う冷ややっこ「なんぜんじ」(ミニサイズ)を150円の統一価格で提供する。お手ごろ価格のため定食類のもう一品、酒のさかななどとして好評で、それぞれのいわれを尋ねられるなどコミュニケーションのきっかけにもなっているという。

 今年の参加店は、市内の割烹料理店、すし店、食堂、そば店、居酒屋、農家レストランなど、昨年より4店多い29店。昨年までは中心市街地だけだったが、今年は新たに湯野浜地区、業態では旅館、ホテルのレストランも加わるなど、より幅広い参加となった。観光部会では参加店を紹介するチラシ(B4判の表裏)を4000枚製作し、市内の観光施設や道の駅、庄内空港などに置きPR。チラシには参加店の地図と連絡先、お薦めメニュー、市内の観光スポットなどを載せている。

 期間は来月31日までで、実施は各参加店で異なる。参加店の店頭には「あんべみ処」ののぼり旗を掲げている。問い合わせは鶴岡商工会議所観光部会=電0235(24)7711=へ。

鶴岡の旬を味見できる「あんべみ処」を紹介したチラシ
鶴岡の旬を味見できる「あんべみ処」を紹介したチラシ


2011年(平成23年) 7月21日(木)付紙面より

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エンジン車「EV」に改造 フル充電で40キロ走行

 ガソリンなど化石燃料を使うエンジンを電気モーターに載せ替えたコンバートEV(改造電気自動車)の説明・見学会が19日、酒田市の東北公益文科大で行われ、講演や試乗などを通して改造EVに理解を深めた。

 自動車リサイクル業の山形オートリサイクルセンター(本社・酒田市広栄町二丁目、伊藤雄一郎社長)が主催した。同社では、温暖化防止など地球環境の未来を考えた場合、エコカーが大きな役割を担うとの考えから改造EVに着目。1月に軽自動車の改造に着手し3日間で完成した。その後、改造EVとしては庄内初のナンバー取得を目指して改良と事務手続きなどを進め先月、ナンバーが交付されて公道を自由に走れるようになった。フル充電(家庭用コンセントで8時間)で約40キロ走ることが可能。最高速度は約80キロという。

 見学会は、「省エネ・エコ推進のため改造EVを一緒に造ってみませんか」(伊藤社長)と、自動車修理工場など業界関係者らに参加を呼び掛け、約70人が参加した。

 改造EV先駆者でこれまでに75台の改造実績があり、改造キットの販売や作業手順の指導などを通して改造EVの普及・推進を図っている本田昇EVhonda社長(新潟県長岡市)が、「電気自動車(改造EV)のビジネスチャンスと事業化の可能性について」と題して講演。

 6キロワットの直流モーターやモーター回転のコントロールボックスなどがセットになった改造キットが89万円、バッテリーは約40キロ走行できる鉛電池で約14万円などと説明し、軽自動車の平均走行距離は1日当たり約20キロのため「通常はこれで十分」と強調、「家にあるガソリン車のうち走行距離の少ない1台をEVに改造してもらえれば、二酸化炭素の排出は確実に減る」と話した。

 また、改造EVは移動電源車としての機能を併せ持つため、予想される計画停電など非常時の電源としても使えるメリットがある一方、気温の低下に伴ってバッテリーの性能が落ちることや、頻繁にクーラーなどを使用すると走行距離が短くなるなどの課題を述べた。

 その後、公益大駐車場で山形オートリサイクルセンターの改造EVの見学・試乗会を開催。本田社長の解説を聴いた後、希望者が実際にハンドルを握って走らせると、音もなく滑り出した。試乗した県発明考案協会の富樫芳男会長(鶴岡市藤島)は「普通の自動車と同じ感覚で乗れた。モーター音はほとんど聞こえない。とても静か。近場で乗るなら問題ないと思う」と話していた。

展示された改造EVに参加者から熱い視線が集まった
展示された改造EVに参加者から熱い視線が集まった



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