文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 9月21日(水)付紙面より

ツイート

車体にお絵描き 楽しいな

 バスに親しんでもらおうというイベントが19日、鶴岡市錦町のエスモール正面玄関前で行われ、幼児や小学生たちが庄内交通の路線バスの車体にお絵描きを楽しんだ。

 イベントは、1903(明治36)年9月20日に京都市で国内初のバス事業が開業したのを記念し、87年に制定された「バスの日」(9月20日)にちなんで、庄内交通が実施した。

 お絵描きは、同社が鶴岡市街地の循環バスとして実際に運行している小型バス(28人乗り)1台の両側側面に白い特殊シートを張って行われ、参加した子供たちがポスターカラーを使って色とりどりの花や星、ハートマーク、ウサギ、女の子など好きな題材を自由に描いた。

 「お絵描きバス」は20日から4日間、4コースある循環バスの路線を日替わりで走り、市民にお披露目される。両親と妹の4人で訪れた同市桜新町の朝暘二小2年の菅井祐貴君(7)は「星と太陽を描いた。バスに描くことができて、とっても面白かった。走っているところを見てみたい」と目を輝かせていた。

 このほか、最新のノンステップバスの見学、バスに乗って近くにある同社のバス専用洗車場に行き、車内から自動バス洗車を見学するユニークなイベントもあり、めったに見られない迫力満点のバス洗車に親子連れなどが歓声を上げていた。

実際に運行される路線バスの車体に思い思いの絵を描く子供たち
実際に運行される路線バスの車体に思い思いの絵を描く子供たち


2011年(平成23年) 9月21日(水)付紙面より

ツイート

放射性セシウム「不検出」 本年産県産米 県、出荷自粛要請を解除

 県は19日、県内231カ所で行った2011年産米の放射性物質検査の本調査の結果、放射性セシウムはいずれも「不検出」だったと発表した。県は「本県産米の安全性が確認された」として、同日に県内全市町村での米の出荷自粛要請を解除した。

 本調査は、現在水稲を栽培していない酒田市飛島などを除き、1950年2月時点の「昭和の大合併前」の市町村単位を基本とした231地点で実施。庄内地域は鶴岡市が30、酒田市が21、三川町が3、庄内町が9、遊佐町が5の計68カ所。12―16日の間で、「あきたこまち」や「はえぬき」など早生、中生の8品種について、サンプルの玄米を採取し、県内外3カ所の分析機関で検査した。

 当初、検査結果の公表は20日を予定していたが、県は「19日午前に判明したため、前倒しして公表した」と説明した。

 吉村美栄子知事は「県産米の安全性が確認され、出荷可能となり安堵(あんど)している」とのコメントを発表。微量でもセシウムが検出された場合は、その個所の米は不検出の米と区別して管理する方針を示していた県農協中央会の今田正夫会長は「消費者には安心して本県産の新米を食べていただきたい」とコメントを出した。

 一方、県は「つや姫」について21日から、ブランド戦略調査として県内44地点で放射性物質調査を実施する。ほかに「コシヒカリ」については希望する12市町村で同様の検査を実施する。今月中には検査を終えたいとし、検査結果が判明するまでは出荷の見合わせの協力を生産者に求めていく。「つや姫」の販売開始は10月8日を予定している。

 また、県は本格的な県産米の新米販売を前に、24日に山形市内で「山形の米おいしさ安全アピール大会」を開催するとともに、県内の小売店で店頭キャンペーンを展開する。さらに東京、大阪でもキャンペーンを計画している。


「つや姫」全量1等米 鶴岡で初検査

 本格デビューから2年目を迎えた県産米新品種「つや姫」の検査が20日、鶴岡市下山添の農産物検査登録機関マドラウイング東北営業所(佐藤敏所長)で行われ、近くの農家が持ち込んだ約2・5トンが全量1等米と判定された。

 この日検査を受けたのは同市上山添の菅原和行さん(49)が今月15日に刈り取った84袋(1袋30キロ)。佐藤所長がサンプルを抜き取り、整粒歩合や水分、病害虫の被害の有無などを調べた。水分量は平均15・2%ほど、整粒歩合は80%程度と良好で、すべての袋に1等米の印が押された。

 佐藤所長は「早生種(はえぬき、ひとめぼれなど)は登熟にばらつきがあり、少し高温障害が見られたが、このつや姫は、被害粒はほとんどなく、きれい。今年も期待できるのでは」と話した。

 今年は米の品質のほか、気になるのが放射能の影響。県は県内231カ所で行った検査結果を19日、すべて「不検出」と公表、新米の出荷自粛を解除している。菅原さんはなお独自に今月12日、自分のほ場の米(ひとめぼれ)を地元の検査機関で検査し、放射性ヨウ素、セシウムとも「不検出」の判定を受けている。菅原さんは1等米の判定に「これで大手を振って出荷できる。高温とカメムシが心配だったが、特栽の基準に沿った作り方で対応できた。昨年はかなり好評だったので、放射能の不検出を含め、安全・安心を前面に出すことで、2年目も高い評価が得られると思う」と期待を込めた。

 この日判定を受けた菅原さんの「つや姫」は、同日中にも地元の農産物直売所に納めるほか、関東や関西圏の顧客に発送するという。

「つや姫」の検査を行う佐藤所長
「つや姫」の検査を行う佐藤所長



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field