2012年(平成24年) 2月10日(金)付紙面より
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国土交通省酒田河川国道事務所は、鶴岡市由良の国道7号の通称「由良坂」で、頂上付近のセンターライン上にポストコーンを設置した。近くで重大事故が相次いだことを受けたもので、センターラインの存在が明確になり、事故防止につながると期待されている。
同市の国道7号では先月26日、由良二丁目で普通乗用車が大型トレーラーと、同30日には小波渡で軽乗用車が大型トラックと、それぞれセンターラインをはみ出して衝突する事故が発生、合わせて3人が死傷している。
由良坂のポストコーンはこうした事態を受け、同事務所が鶴岡警察署と安全対策強化を話し合う中で、設置を決めた。現場は上下線とも登坂車線がなくなり走行車線と合流するところで、付近では2010年11月、やはりセンターラインをはみ出した普通乗用車が軽トラックと衝突し、1人が死亡する事故が起きている。
工事は今月6日に行われた。頂上を挟んで計約300メートル区間のセンターライン上に、高さ80センチのコーンを60本設置した。
同事務所鶴岡国道維持出張所では「センターラインの目安がはっきりし、ドライバーの安全運転と事故防止につながると期待している」と話している。