2012年(平成24年) 2月17日(金)付紙面より
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本年度の鶴岡市立学校教職員褒賞授賞式が16日、鶴岡市櫛引公民館で行われた。21年間にわたり言語指導や特別支援教育に尽力した市立朝暘第四小学校の栗田玲教諭(54)に表彰状が贈られた。
同賞は市内の小中学校教職員を対象に、学校教育の振興や充実に多大な貢献があった人を表彰するもので、旧鶴岡市時代の1989(平成元)年度から続いている。前年度まで37人が表彰された。
栗田教諭は91年から朝暘二小で言語通級指導教室を担当し、同校や櫛引東小、朝暘四小で児童の「ことば」の正常な発達や指導改善に尽力。長年にわたり、言語教室担当教員や保護者などでつくる「鶴岡・田川ことばをはぐくむ親の会」の運営に携わっているほか、近年は特別支援教育コーディネーターも兼務し、対象児童の支援や保護者の教育相談、指導体制整備などに大きな成果を挙げている。
授賞式には市教育委員会関係者や市立小中学校の校長、教頭など約80人が出席。中目千之教育委員長が栗田教諭に表彰状を手渡し、「『はじめに言葉ありき』というように、言葉は人にとってなくてはならないもの。その言葉の指導を長きにわたって続けてこられたことは素晴らしいこと。今後ますますの活躍を願いたい」と祝辞を述べた。
これに対し、栗田教諭は「受賞は、指導いただいた諸先輩や同僚、ことばの教室運営に協力してくれた大勢の保護者のおかげ。まだまだ未熟だが、日々の子供たちとの触れ合いを励みにしながら指導に取り組んでいきたい」と謝辞を述べた。