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2012年(平成24年) 3月24日(土)付紙面より

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ゴマフアザラシ2頭が“引っ越し” 加茂水族館「けんた」「まちこ」

 鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)のゴマフアザラシ2頭が22日、住み慣れた同館に別れを告げて他県の水族館へ引っ越していった。

 加茂水族館を離れたのは雄の「けんた」と雌の「まちこ」。けんたは新潟県の上越市立水族博物館、まちこは富山県の魚津水族館へ引っ越した。ともに2008年に加茂水族館で生まれ、同館が名前を公募。けんたはプロ野球の広島カープで活躍している栗原健太選手にちなみ「アザラシ界のスターになって」、まちこは鶴岡市羽黒町町屋のお年寄りが自分の所属する老人クラブの名称をもじり「長生きできるように」と、それぞれ願いを込めた名前が付けられた。

 今回の2頭の引っ越しは、加茂水族館で飼育するゴマフアザラシの近親交配を防ぐもの。まちこは、引っ越し先の魚津水族館から「繁殖のため雌が欲しい」と要望があり、富山県へ“嫁入り”する形。一方、けんたの引っ越し先は雄ばかりという。

 この日、開館前の午前9時ごろ、水族館の職員数人がかりで2頭をおりに入れ、運搬車に積み込んだ。アザラシの飼育を担当している飯野由梨さん(33)は「どちらもアザラシショーを始めるきっかけとなった子。けんたは水中で立ち上がるユニークな姿が人気だった。まちこはショーに出演していないが、お客さんが呼ぶと近寄っていくほど好奇心旺盛だった」と話し、旅立つ2頭を見送っていた。

古里の加茂水族館を旅立った「けんた」(左)と「まちこ」
古里の加茂水族館を旅立った「けんた」(左)と「まちこ」


2012年(平成24年) 3月24日(土)付紙面より

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日沿道24日開通 あつみ温泉IC―鶴岡JCT間

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)のあつみ温泉インターチェンジ(IC)―鶴岡ジャンクション(JCT)間25・8キロが、24日午後5時に開通する。横断道酒田線との重用区間を除くと日沿道単独路線としては県内初の供用開始となり、庄内を縦貫する大動脈が南へと延伸する。同区間の開通によって国道7号とのダブルネットワークによる災害に強い道路網の確保、アクセス向上による交流拡大や広域観光の振興など多方面への整備効果が期待されている。

 あつみ温泉IC―鶴岡JCT間は2001年に旧日本道路公団施工で着工し、04年に国の「新直轄方式」による整備手法に移行した。鶴岡市大岩川にあつみ温泉ICが設置され、同市友江に設けられた鶴岡JCTで横断道酒田線と接続する。

 鶴岡JCTは「ハーフジャンクション」で、山形―酒田方面、温海―酒田方面は行き来できるが、温海―山形方面は直接行き来できない構造。このため、温海―山形方面の行き来は、同市中清水に設置された鶴岡西ICと横断道酒田線・鶴岡IC間の国道7号を経由する形となり、国土交通省などは通行への注意を呼び掛けている。また、いらがわ、三瀬両ICは、それぞれ鶴岡市街地方面との乗り降りのみが可能な構造のハーフインターとなっている。あつみ温泉IC―鶴岡西IC間は通行無料、鶴岡西ICと鶴岡JCTとの間に設置された鶴岡JCT料金所以北は有料区間。同料金所から主なICまでの通行料金(通常料金)は、普通車の場合、庄内空港ICまでが200円、酒田ICまでが400円、酒田みなとICまでが650円となっている。

 開通日の24日は、午後1時から鶴岡市温海ふれあいセンターで会場式典、同2時半からあつみ温泉IC付近で現地式典を行い、同5時に一般開放される。式典には、国交省、県、庄内5市町、日沿道等建設促進庄内地区期成同盟会、建設工事施工事業所、地元の建設事業協力者ら約400人が出席。現地式典後に車両パレードで開通を祝う。同日は、あつみ温泉IC、鶴岡西ICで開通記念イベントも行われる。

日沿道のあつみ温泉IC―鶴岡JCT間が着工から11年の歳月をかけて完成し、24日午後5時に供用開始される=23日、鶴岡西IC付近
日沿道のあつみ温泉IC―鶴岡JCT間が着工から11年の歳月をかけて完成し、24日午後5時に供用開始される=23日、鶴岡西IC付近



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