2012年(平成24年) 4月8日(日)付紙面より
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鶴岡中央高校(井上利也校長)総合学科家政科学系列の生徒たちでつくるシルクガールズは、これまでの活動や鶴岡市の絹文化、食文化などを広く紹介する冊子タイプのフリーペーパー「つながり―TSURUOKA×SILK×SILK GIRLS PROJECT」を製作した。3000部を作り、市役所や庄内空港、鶴岡市内の飲食店などで無料配布している。
同冊子は、庄内観光コンベンション協会(会長・榎本政規鶴岡市長)の2011年度観光地域づくり活性化事業の助成を受け、11年度当初から製作企画が進行。シルクガールズのうち今年3月に卒業した生徒や同校教員が実行委員会を組織し、昨年5月から取材活動を続けていた。昨年12月に編集作業を開始し、今年3月末に完成した。
冊子はオールカラーでA5判14ページ。各ページで「シルクタウン鶴岡」の文化や風土、生徒手製のマップが付いた松ケ岡開墾場の案内図、絹織物の一貫生産工程を巡った「シルクロードツアー」、庄内柿やだだちゃ豆など鶴岡の食文化、シルクを使った料理が食べられる飲食店などを紹介している。また、シルクガールズたちの活動として、草木染め体験や子供向けの紙芝居作り、ファッションショーなどの記事に取り上げた。
今月に入り、先輩が作った冊子を後輩たちが鶴岡市内の観光施設などに配布。6日に同市馬場町の「物産大店でがんす」へ冊子を届けた今井彩耶香さん(17)=総合学科3年=と八木里々香さん(17)=同=は「今まで学んできたことが分かりやすくまとめられている。先輩たちが作ったものを受け継ぎながら、自分たちも新しいものを表現したい」と話していた。「つながり」は鶴岡中央高、鶴岡市役所、でがんす、庄内空港などで配布。問い合わせは同校=電0235(25)5724=へ。