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2012年(平成24年) 7月18日(水)付紙面より

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甘み十分、新たな特産品に 山大農学部育種超極早生の枝豆 「つるおかぼんちゃ」出荷始まる

 山形大農学部で育種された超極早生種の茶豆系枝豆「つるおかぼんちゃ」の出荷が始まった。枝豆部会員が栽培を始めて2年目となる鶴岡市覚岸寺の農産物直売所「百万石の里 しゃきっと」では、「生育はやや遅れたが、味は昨年より良い。鶴岡の新たな特産品にしていきたい」と期待を寄せている。

 つるおかぼんちゃは、元山形大農学部客員教授の赤澤經也さん(鶴岡市稲生一丁目)が中心になって育種。「極早生だだちゃ」に突然変異を起こさせ、選抜を繰り返して固定させた。鶴岡のお盆の7月半ばに食べられる。親株より収量は少ないが、甘みや風味は同程度。2010年に山形大として品種登録を申請。11年には種子約40キロが鶴岡市内の15個人・団体に配布された。

 「しゃきっと」では今年、枝豆部会の約10人が生産し、今月10日ごろから出荷が始まった。10アールほどを栽培している組合長の阿部貢さん(64)=同市谷定=は「春先の低温で生育はやや遅れたが、味は昨年より良い。収量が少なめなので、昨年作って、今年は様子を見た人もいると思うが、要領が分かればうまく作れるし、この時期の豆としては甘みが強くとてもおいしい。鶴岡の新たな特産品になるよう大事に育てていきたい」と期待を語った。

 山形大農学部の佐久間憲生コーディネーターは「早く食べられる点が最大の強み。認知度が高まり、生産が増えてくれればうれしい」としている。

 しゃきっとでは今後、1週間程度は出荷されるという。価格は300グラムで400―450円程度。

出荷が始まった「つるおかぼんちゃ」=17日、鶴岡市覚岸寺のしゃきっと
出荷が始まった「つるおかぼんちゃ」=17日、鶴岡市覚岸寺のしゃきっと



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