2012年(平成24年) 7月24日(火)付紙面より
ツイート
地元特産の孟宗(もうそう)竹にこだわったイベント「流せ麦きり?竹+水+麦切り=笑顔?」が22日、鶴岡市湯田川の梅林公園で行われ、青空の下、大勢の家族連れらが長さ約130メートルの樋(とい)で流し麦切りを楽しんだ。
イベントは、朝採りで定評のある孟宗竹の樋と庄内名産の麦切りを使い、流し麦切りを楽しむもの。地域活性化を図ろうと湯田川地区の20、30代約20人が実行委員会をつくり、昨年初めて開催。今年は湯田川温泉開湯1300年にちなみ、孟宗竹をつなげて樋の長さを昨年の約60メートルの2倍以上にした。
この日は、通常の麦切りのほか、桜の花びらやワカメが混ぜられた麦切り、同市三瀬の旅館「琴平荘」の自家製中華麺など計700食ほどが次々と流され、つゆ入りのおわんと箸を手にした大勢の家族連れなどが「おいしい」と味わっていた。
実行委の庄司丈彦さん(32)は「たくさんの人たちが来てくれてとてもうれしい。来年は麦切りのほかにもイベントを考えている」と意欲を見せていた。