文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2012年(平成24年) 7月25日(水)付紙面より

ツイート

再建へブレザーでエール

 今年5月に火災で施設建物を全焼した鶴岡市羽黒町川代の知的障害者就労支援施設「さくらが丘」(加藤景一施設長、利用33人)を支援しようと、「ホンダカーズ山形」の従業員でつくるホンダ販売労働組合(HDU)山形支部(渡部孝弘支部執行委員長、組合員185人)が23日、施設利用者用のブレザー33着を寄贈した。

 火災は5月2日午後2時45分ごろに発生。利用者と職員は逃げて無事だったが、木造一部2階建て延べ床面積約530平方メートルを全焼した。その後は敷地内にあるビニールハウスで、木工や裁縫、野菜作りなど、従来の作業を継続している。

 HDU山形では年2回、地域貢献活動として募金を集め県内の福祉施設に寄付したり、奉仕活動などを展開している。

 この日、さくらが丘のビニールハウス内で行われた贈呈式には、渡部さんらHDUの5人が訪問。渡部さんが「火災で苦労していると聞いた。役立ててほしい」と利用者の代表5人にブレザーを着せた。利用者代表の男性が「すてきなプレゼントをありがとう。これからも頑張る」と謝辞を述べた。

 施設を運営する「いなほの会」の御橋廣眞理事長は「日頃の訓練の成果で見事に避難できた。再建に向け頑張っている。社会では、1人も肩身の狭い思いをする人があってはならない」とあいさつした。

 ブレザーは対外的な合唱交流など行事のときに着るもので、利用者にとっては誇りと前向きな気持ちを持つために重要だったが、火災で焼失。HDU側としても支援の思いが利用者一人一人に伝わるようにと、双方で話し合って決めたという。

 御橋理事長によると、建物は基礎部分が再利用できる見込みで、火災保険金を主な原資に今月中にも再建工事に着手、11月末までに完成の予定。

渡部執行委員長からブレザーを着せてもらう利用者代表
渡部執行委員長からブレザーを着せてもらう利用者代表



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field