2012年(平成24年) 8月25日(土)付紙面より
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鶴岡中央高校(井上利也校長)の3年生が、今月26日に兵庫県の神戸夙川学院大学で開催される「観光甲子園」に出場する。同大会への出場は2年連続2回目。生徒たちは「昨年の準グランプリを上回りたい」と意気込んでいる。
大会は、高校生が自分たちの住む地域をPRするコンテスト。同実行委員会が2009年から毎年、全国の高校生を対象に開催している。
4回目の今年は、全国から76校が書類審査に応募。うち10校が本選に進出。県内からは新庄南高も本選に出場する。
本選は持ち時間12分で、パワーポイントなどで観光プランについて発表。斬新性や消費者視点など6項目で審査される。
同校のメンバーはいずれも総合学科情報科学系列の生徒で、リーダーの五十嵐彩さん(18)、太田あかねさん(17)、佐藤佳代さん(17)、齋藤麻友さん(18)、榎本帆波さん(18)、高橋美奈実さん(17)の6人。うち、五十嵐さん、太田さん、佐藤さん、齋藤さんの4人が本選で発表する。
6人は5―6月にかけて鶴岡市役所で庄内の魅力を聞いたり、宮城県南三陸町へボランティア活動に足を運ぶなどしたほか、本選出場決定後の7月中旬からは本番用の台本などの製作や発表の練習を進めている。
大会では「脱・ありきたりの旅PART2?被災地と庄内を結ぶ“WinWin”な癒しツアー?」をテーマに掲げ、東日本大震災の被災地である宮城県の石巻市や南三陸町と庄内が観光を通じて互いが発展していく
“WinWin”の関係を築くことなどを寸劇形式で披露する。
本選に向け、五十嵐さんは「失敗を恐れずグランプリを目指していきたい」、太田さんは「庄内の魅力をしっかりとPRしたい」、佐藤さんは「庄内の良さ、被災地のつらさを伝えたい」、齋藤さんは「練習の成果をしっかり出したい」とそれぞれ力強く抱負を語り、榎本さんと高橋さんは「グランプリを目指して精いっぱい頑張ってほしい」とエールを送っている。