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2012年(平成24年) 10月6日(土)付紙面より

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地元の赤ネギルーツは 飛鳥中1年生山大で講義受ける

 酒田市立飛鳥中の1年生たちが4日、鶴岡市の山形大農学部を訪れ、飛鳥地区の代表的な在来作物「平田赤ねぎ」など地元や庄内地域の伝統野菜の生い立ちなどを学んだ。

 「農業から学ぶ」をテーマにした本年度の総合的な学習のまとめとして、農学部で講義を受けた。同校が1年生の総合的な学習に「農業」を取り入れるのは初めてで、地域の産業に理解を深める導入としてテーマを設定。特産の赤ネギの種まきなど農作業体験、農業を切り口にした調べ学習などを行ってきた。

 この日は、全1年生61人がカラトリイモ栽培の水苗代、鶴岡市の漬物店「本長」を見学した後、農学部を訪れ、山形在来作物研究会会長の江頭宏昌准教授から在来作物にまつわるさまざまな話を聞いた。

 北庄内地域には赤ネギのほか、升田カブ、女鶴もち、カラトリイモなど26種、庄内全体では約70種の在来作物があることや、こうした在来作物を含め日本の作物のほとんどが海外から入ってきたこと、庄内には北方から来たカブや南方から来たカラトリイモがあることなど説明を受けた。

 休憩を挟んで約2時間半の講義に、後藤翔太君(13)は「初めて大学に来て講義を受け大学生になった気分。日本で作られる作物のほとんどが外国原産と聞いてびっくりした」、佐藤愛音さん(13)は「赤ネギのルーツを知ることができて良かった。パソコンでいろいろ調べてきたけど、ルーツまでは分からなかった」と話していた。

江頭准教授(右)から在来作物の「講義」を受ける飛鳥中の1年生たち
江頭准教授(右)から在来作物の「講義」を受ける飛鳥中の1年生たち



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