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2012年(平成24年) 10月18日(木)付紙面より

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80人分のワクチンに 酒田四中 エコキャップ6万5000個集める

 酒田市立第四中学校(太田英一校長、生徒564人)の生徒会は12日、生徒たちが集めたペットボトルのふた(キャップ)約6万5000個を山形銀行に贈った。

 同校は3年前から生徒会や有志による「四中愛高め隊」が中心になってキャップの回収を行っている。本年度は9月の全校集会で呼び掛け、今月3―5日の回収期間で約2万個を集めた。

 山形銀行はキャップを収集し、リサイクルによる収益金で開発途上国の子供たちにポリオワクチンを提供する「エコキャップ推進運動」を東北芸術工科大と共同で実施している。キャップ800個で1人分(20円)のポリオワクチンを購入でき、今年3月末現在で2万1300人分のワクチンに相当する約1700万個を集めた。

 同校校長室で行われた贈呈式では、伊藤瀬七君(3年)ら生徒会役員が過去2年間に回収した分と合わせ6万5302個を同行酒田支店の土門義浩支店長に手渡した。土門支店長は「頂いたキャップは約80人分のワクチンに換算される。生徒の皆さんの活動に感謝したい」とお礼を述べた。伊藤会長は「こんなに集まるとは思っていなかったのでうれしい。生徒みんなでワクチンを必要としている子供たちを助けたいという気持ちで活動した」と話した。

 同行では贈られたキャップをエコキャップ推進協会に送付し、得られた収益金をNPO法人「世界の子どもにワクチンを」日本委員会へ寄付する。

回収したペットボトルキャップを手渡す酒四中生徒会役員(左)
回収したペットボトルキャップを手渡す酒四中生徒会役員(左)


2012年(平成24年) 10月18日(木)付紙面より

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音楽通して交流 ロシアジェ市 使節団が酒田市訪問

 酒田市と姉妹都市の盟約を結んでいるロシア・イルクーツク州のジェレズノゴルスク・イリムスキー市の使節団が16日、酒田市を訪問。市役所での歓迎式に臨むとともに、酒田東、酒田光陵両高校を訪れ、音楽を通して生徒と触れ合った。

 ジェ市はシベリア地方バイカル湖の北西に位置し、人口は約2万6000人。酒田市とは共に日ロ沿岸市長会に参加していた縁から1979年、姉妹都市調印。その後は1年ごとに相互訪問を重ね、青少年、スポーツ、文化、経済などで交流を深めている。昨年も訪れる予定だったが3月の東日本大震災発生で中止になった。

 3年ぶりの使節団は、カラバーノヴァ・ラリーサ市議会副議長を団長とする12人。15日に来日し19日まで滞在する。ジェ市内の音楽学校の教師らで構成する音楽団体「カプリス」のメンバーが中心で、今年は音楽を通した交流を図る。

 一行は16日、酒田東高校を訪問した後、市役所を表敬。市長職務代理者の丸山至総務部長、村上栄三郎市議会議長らの歓迎を受けた。カラバーノヴァ団長は「今回の訪問を待ちに待っていた。酒田は海に面した夢の街。お互いの長所を溶け合わせ、共に素晴らしい市にしていこう」とあいさつし、お土産として特殊な塗りを施した木製のジョッキなどを丸山部長らに贈った。

 午後には酒田光陵高校を訪問。4月に開校したばかりの真新しい校舎を見学し、整った設備に感嘆の声を上げた。その後、国際経営科の2、3年生計約200人を前に「カプリス」がミニコンサート。ロシアの代表的な楽器バラライカなどの伴奏で、大地を称賛する「ロシア」や陽気な「お庭で」などを息の合ったきれいな歌声で披露し喝采を受けた。

 「カプリス」は17日午後6時半から、東北公益文科大公益ホールで、酒田の音楽団体「コーロ・プリモ」「酒田マリーンジュニア」との合同コンサートを行う。

「カプリス」が酒田光陵高の生徒たちにロシアの歌を披露した
「カプリス」が酒田光陵高の生徒たちにロシアの歌を披露した



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