2012年(平成24年) 10月20日(土)付紙面より
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「酒田市生涯学習まつり2012」が19日、「学びで拓(ひら)く 公益の心と 酒田の未来?とびだせ学びの世界へ」をテーマに市総合文化センターで開幕した。21日までに、67のサークルや団体がこの1年間に取り組んだ成果を展示・発表する。
19日は午前10時から開幕式典。「スクエアダンスもくれん」の代表で同センター会場の実行委員長を務める梁瀬茂登(やなせ・もと)さん、ともに酒田幼稚園(山口龍二園長)年長組の高橋航太君(6)と長谷部夏南(かなん)さん(6)がテープカットした。
あいさつで梁瀬さんが「今年もこうして開催できるのは、皆さんの協力があってのこと。感謝申し上げる」とお礼。その上で、「楽しいイベントが盛りだくさんで、体験コーナーもある。興味を持っていただき、参加してもらえればありがたい。良い思い出ができることを祈る」と述べた。
続いて、同センター近くの酒田幼稚園年長児55人が合唱と演奏を披露。「きっとできる」を元気いっぱい歌った後、「とんぼのめがね」と「きらきらぼし」をハーモニカでメドレー吹奏しまつりの開幕を告げると、詰め掛けた家族らから大きな拍手が起こった。
この日は展示が中心。20、21日は各種発表、体験教室があるほか、1階の特設ステージでは、懐かしい紙芝居やマジックショー、子どもお菓子つり大会、ジャグリング、詩の朗読などのイベントが繰り広げられる。
一方、旧3町でも主に今月下旬から来月にかけて文化祭・芸術祭を開催する。
2012年(平成24年) 10月20日(土)付紙面より
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日本在住の外国人ジャーナリストを招いた「出羽三山モニターツアー」が16日から18日まで2泊3日の日程で行われた。参加者たちは湯殿山神社や羽黒山を巡ったほか、精進料理に使われるキノコ採取や調理風景などの取材を通して、出羽三山について理解を深めた。
モニターツアーは、外国人記者から出羽三山や山伏文化、精進料理について取材してもらい、その魅力を国内外に発信してもらおうと、鶴岡市の出羽庄内地域デザイン(小林好雄社長)が主催し、羽黒町観光協会が企画した。今回は東京在住の報道写真家や旅行ライター、英字新聞記者など計5人がツアーに参加した。
16、17日は、羽黒山の石段上りや出羽三山神社を参拝したほか、月山4合目で精進料理に使われるキノコの採取や、地元でまちづくり活動に取り組む若手グループとの交流などを行った。
18日は、湯殿山神社やご神体を参拝した後、鶴岡市羽黒町手向の大進坊で精進料理の調理風景を取材。調理場で料理の材料や味付けなどの説明を受けたり、調理の過程をカメラに収めていた。その後、昼食でマイタケの天ぷらやとち餅、ごま豆腐、きのこ汁など精進料理12品を会食。取材内容は後日、旅行誌などに掲載される予定という。
全日空国際線機内誌に記事を掲載する英国出身の旅行ライター、トニー・マクニコルさん(37)は「ここ10年間にわたり日本全国を回っているが、山形を訪れたのは初めて。精進料理は作り手の思いが込められており、とてもおいしかった。出羽三山や精進料理の素晴らしさを紹介できればと思う」と話していた。