2012年(平成24年) 10月24日(水)付紙面より
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鶴岡市の藤島こりす保育園で22日、剣道の体験教室が開かれた。年長児約75人が、地元小学生らの素振りや形の見学、竹刀を持って面打ちなどを体験した。
教室は、藤島地域の剣道家たちでつくる藤島剣友会(押井清春会長代行)の主催。地元の園児から剣道に興味を持ってもらおうと2010年から毎年開催している。
この日は同会会員や東栄、渡前、長沼の3小学校の剣道スポーツ少年団員計14人が訪問。素振りや形などを披露したほか、年長児たちが実際に竹刀を持って、面や胴打ちを体験した。
このうち面や胴打ちの体験では、園児たちが防具を着けたお兄さんたちを相手に「めーん!」「どーう!」などと元気な声を上げながら打ち込んでいた。
体験教室に参加した保科陽希君(6)は「面の打ち込みが楽しかった。小学生になったら剣道をやってみたい」と笑顔で話していた。
2012年(平成24年) 10月24日(水)付紙面より
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酒田市麺類食堂組合(23店、組合長・加賀屋貢「新月」社長)は、お土産用「酒田のラーメン」を開発した。110グラムの生麺4袋とスープがセットになって1050円。23日から同組合加盟のうち15店舗と山居倉庫「夢の倶楽(くら)」で販売を始めた。
「酒田のラーメン」は、煮干しやトビウオの焼き干し、昆布など魚介系だしを豚や鶏の動物系だしと野菜だしで整え、さっぱりしていながらうま味のあるスープが特徴。麺も原料の小麦粉からこだわった自家製麺で、「毎日食べても飽きないラーメン」(加賀屋組合長)にしている。
そのラーメンを、味はそのままでお土産用や家庭で食べてもらうようにできないかと、県外の製麺業者と共同開発。粉の配合などを工夫し、常温で90日間の賞味期限を確保しながらも、代表的な「酒田のラーメン」の味を再現した製品を完成させた。同組合で商品開発したのは初めて。
同市こあら二丁目の新月でこのほど、試食会。市の観光物産担当職員ら参加者からは「おいしい。スープと中細麺のバランスがいい」「すっきりしていながら、じわっとコクが感じられる」と好評だった。
加賀屋組合長は「スープにお湯を注いで麺を2、3分ゆでるだけ。手軽に『酒田のラーメン』の味が楽しめる。具材は皆さんのお好みでトッピングしていただければ」とした上で、「遠くに送ってもらっても大丈夫。おいしいと感じていただき、県内外から酒田に食べに来てもらえれば、地域活性化に少しでも役立つのでは」と話している。