2012年(平成24年) 10月31日(水)付紙面より
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第60回全日本吹奏楽コンクール全国大会の高校の部(11月1日、名古屋市・名古屋国際会議場)に出場する鶴岡南高吹奏楽研究会(難波理会長、部員60人、顧問・蛸井朗教諭)の全国大会出場記念壮行演奏会が29日夜、鶴岡市文化会館で開かれた。会場を埋めた満員の聴衆から湧き起こった激励の盛大な拍手で、1959(昭和34)年の創部以来初めての出場となる全国大会へと送り出された。
鶴南吹研は8月に秋田市で開かれた東北大会で金賞を受賞するとともに、参加24校の中で3校のみの東北代表に選ばれ、初の全国大会出場を決めた。全国大会には各ブロック代表29校が出場する。60回を数える全国大会に県内から出場するのは5校、7回目。
壮行演奏会は、支援してくれた人々に感謝の気持ちを伝えようと、同校と吹研、保護者会、吹研OB会が企画。学校関係者や鶴岡田川地区の中学、高校の吹奏楽部員、市民ら大勢の聴衆が訪れた。
コンクール課題曲の長生淳作曲「香り立つ刹那」、自由曲のR・シュトラウス作曲「楽劇『サロメ』より七つのヴェールの踊り」では、東北大会以降磨きをかけてきた“鶴南サウンド”で質の高い重厚な演奏を披露。このほかガーシュイン作曲「サマータイム」など3曲を聞かせ、アンコールに応えて鶴南吹研定番の和泉宏隆作曲「宝島」を華やかに演奏した。
演奏会で同校の田中芳昭校長が「憧れの『吹奏楽の甲子園』に出場できるのは、関係者が一体となって聴く人の心を揺さぶることができたから。初の快挙となった全国大会では、鶴南吹研の最高のパフォーマンスを発揮してきてほしい」と激励。鶴南吹研では最後の演奏となる3年生15人が一人ずつ吹奏楽にかけた思いと全国大会への決意を発表し、部員を代表して難波会長が「大きな夢をかなえることができた。思いっ切り楽しんで、自分たちの演奏をしてきたい」と感謝の言葉を述べた。
2012年(平成24年) 10月31日(水)付紙面より
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ハロウィーン(10月31日)を前に鶴岡駅前商店街振興組合(石橋政士理事長)は29日、大小さまざまなお化けカボチャを鶴岡市内の幼稚園などにプレゼントした。
同組合では商店街のにぎわい創出の一環で、2010年から毎年10月にお化けカボチャを組合の店舗に展示している。今回は手のひらサイズから100キロ近い大きさのものまで大小50個を用意。カボチャに顔を描いたり、三角帽子をかぶせるなど工夫を凝らしたデザインを施し、今月28日まで各店舗の前に展示した。
今回のお化けカボチャのプレゼントは、展示期間の終了に伴い、ハロウィーンの日を子供たちに楽しんでもらおうと、鶴岡市の松原保育園、鶴岡幼稚園、マリア幼稚園の3施設に贈ることにした。
この日は大高俊則理事ら組合員4人が、3施設を訪問した。このうち、マリア幼稚園には約15個のカボチャをプレゼント。大高理事らが大きいカボチャを抱えて園内に入ると、園児たちは「すごい大きい」と笑顔を見せていた。
大高理事は「ハロウィーンの日にカボチャにデコレーションしたり、パーティーで飾るなどして楽しんでもらえたら」と話していた。