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2012年(平成24年) 11月10日(土)付紙面より

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有機EL学ぶ

 県高校教育研究会理科部会物理専門部(部会長・池田健酒田光陵高校教諭)の研修会を兼ねた公開授業が8日、酒田市の酒田東高校(富樫郁遷校長、生徒572人)で行われ、同校で物理を選択している3年生80人と同専門部所属の教員ら約30人が合同で、有機EL(エレクトロルミネッセンス)について学んだ。

 同専門部は県内の高校で物理を教えている教員で組織。一堂に会し、授業の質を高めるための研究発表などを行う県大会を毎年1回、村山地区を中心に県内5ブロックを回りながら開催している。

 この日は開会行事に続き、県産業技術振興機構産学官連携有機エレクトロニクス事業化推進センター(米沢市)で主席研究員などを務める島田新一氏が、「有機EL出前講座―有機ELのしくみと色」をテーマに公開授業。「省エネ」「軽くて薄い」「大きな面積の照明にもなる」「折り曲げたり畳んだりできる」などの特徴を有し、次世代のディスプレー、照明などとして期待されている有機ELについて、実験を交えて解説した。

 実物の発光装置を使った実験では生徒たちが目を輝かせて取り組み、電気を通すと有機材料によってさまざまな色が出たり、三原色のパネルを重ねると白色になることが確かめられると、「おーっ」と感嘆の声が上がった。取り囲んだ“かつての理科少年少女たち”も興味津々。「こういうの大好き」と言いながら実験装置を手に取り、じっくり観察する教員もいた。

 同校3年の阿部惣(ふさし)君(18)は「実物に触れるのが魅力的。こういう授業はとても楽しい」と感想。池田部会長は「生徒と教員が一緒に研修するのは物理専門部では初めて。生徒たちも興味を持ったようで良かった。これを契機に、各校でこうした企画が増えると思う」と話している。

 教員らはその後、会場を遊佐町の鳥海温泉「遊楽里」に移し研究発表・研究協議。「生徒の興味を高める実験の工夫」などと題して日頃の研究成果を発表した。

生徒と教員が合同で研修した県高校教育研究会理科部会物理専門部の公開授業
生徒と教員が合同で研修した県高校教育研究会理科部会物理専門部の公開授業


2012年(平成24年) 11月10日(土)付紙面より

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庄内の名所・旧跡で取材 韓国ケーブルテレビクルー テレビショッピングで旅行商品

 旅行商品を販売する韓国のケーブルテレビ専門チャンネル「GSホームショッピング」の取材クルーが、9日まで1泊2日の日程で庄内入り。初日午後は相馬樓や山居倉庫、本間家旧本邸など酒田市の名所・旧跡で取材・撮影を行った。主として本県を回る今回の旅行商品は、今月17、25の両日に同チャンネルで放映され、電話やインターネットで申し込みを受け付けるという。

 韓国では、いわゆる「テレビショッピング」で旅行商品を販売する形態が一般的。今回の旅行商品は、日本への旅行を専門に扱っている韓国の代理店「JJツアー」が企画・販売する。

 同社によると、商品は、宮城・仙台空港を活用した3泊4日。本県入りは日程2日目で、最上川舟下りを楽しんだ後、酒田市内の名所・旧跡を回り、鶴岡市のあつみ温泉に宿泊。3日目は同市の羽黒山、尾花沢市の銀山温泉などを見学し天童温泉に泊まるという。

 韓国内における東北地方の認知度アップ、東日本大震災以降、落ち込んでいる海外からの旅行者の回復を目的に今回、国土交通省東北地方整備局、東北6県と新潟県の官民で組織する東北観光推進機構(会長=高橋宏明東北経済連合会長・東北電力会長)、宮城、山形両県などが取材クルーを招聘(しょうへい)した。

 一行は、JJツアーの朱秀河(ジュ・スハ)さんら社員2人と、撮影担当者1人の計3人。今月7日に来日し同日は宮城県内を周遊。8日はあいにくの雨降りの中、舟下りを楽しんだ後に酒田入り。相馬樓では、女将(おかみ)の佐藤智子さんから施設概要を聞いた後、酒田舞娘(まいこ)の華麗な舞姿を撮影。舞娘たちと一緒に記念写真に収まるなどしていた。

 朱さんは「山形入りは2年ぶり。以前は新潟や秋田の空港を活用した商品を扱った。今回は仙台空港を使ったので、大震災や原発事故の影響がどこまで及ぶか心配。それでも山形は一度来てもらったら誰もが良い所だと思うはず」と話し、商品の販売に自信をみせていた。

酒田市内の名所・旧跡で取材・撮影に当たる朱さん(右)ら=相馬樓
酒田市内の名所・旧跡で取材・撮影に当たる朱さん(右)ら=相馬樓



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