2012年(平成24年) 11月14日(水)付紙面より
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酒田市内のラーメン店で組織する「酒田市麺類食堂組合」(23店、組合長・加賀屋貢「新月」社長)による「ラーメン給食」が12日、酒田市の平田保育園(小柳美恵子園長、園児100人)で行われ、園児たちが「酒田のラーメン」を思う存分に味わった。
同組合が合同で売り出している「酒田のラーメン」は、煮干しやコンブなどからだしをとったスープが特徴。同食堂組合は地元の味に親しんでもらおうと1983年から毎年、市内の保育園を訪問し、ラーメンを振る舞っている。今年は14日までの3日間、計3保育園で行う。
この日は組合員4人が午前7時ごろに平田保育園を訪れ、調理室で約150人分のチャーシューやスープ作りを開始。ネギは、同保育園敷地内にある「るんるん畑」で年長児と地域のおじいちゃん、おばあちゃんが協力し育てた地域特産の「赤ネギ」を使用した。
午前11時半ごろまでに全て完成し教室やホールに“出前”。園児たちは麺をすすりながら「熱いけどおいしい」と大喜び。「地元の味」を思う存分、味わっていた。年長児の池田優奈ちゃん(6)は「みそラーメンも、しょうゆラーメンも、ワンタンメンも全部好き。今日のラーメンもとてもおいしいよ」と話していた。
2012年(平成24年) 11月14日(水)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡北高校(齋藤隆校長)の1年生たちが12日、近くの朝暘第三小学校(渡會晃校長)で英語の出前授業を行った。歌やかるたゲームを交えた授業を通して、児童たちから楽しく英語を学んでもらった。
生徒たちにコミュニケーション能力や教える力を養ってもらうとともに、英語の授業を通して近隣校同士の交流を深めることを目的に、鶴岡北高の呼び掛けで今回初めて実施した。
この日は、北高1年2組の生徒40人が“先生役”を務め、6年生4クラス約120人に授業。大判用紙のイラストに記された頭や目など体の部分の英単語を練習したり、ジェスチャーしながら英語で歌ったほか、英文の内容と一致する日本語で書かれた単語カードを取るかるたゲームなど、いずれも生徒たちが手作りした教材を使って授業した。
このうち、かるたゲームでは、生徒が英文を読み上げると児童たちは「分かった」と夢中で正解のカードに手を伸ばすなどしていた。終始各クラスでは笑顔があふれ、互いに楽しみながら授業に取り組んでいた。
鶴岡北高の長岡真由さん(16)は「小学生たちが分かるように授業することがとても難しかった。人に教えることを学ぶことができてとても良かった」と話していた。
同校では来月13日に同様の出前授業を行うことにしている。