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2012年(平成24年) 11月20日(火)付紙面より

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自作のドレス披露

 鶴岡中央高校(井上利也校長)の生徒たちによる自作自演のファッションショー「シルクガールズ・コレクション」が18日、鶴岡市羽黒町松ケ岡の松ケ岡本陣で開かれた。鶴岡シルクの魅力を広く伝えようと、同校総合学科被服系の生徒たちが製作した華やかな数々のドレスが披露され、観客の喝采を浴びた。

 同校は2010年度から総合学科の生徒たちが授業「課題研究」の一環として、市や鶴岡織物工業協同組合と連携して「シルクガールズ・プロジェクト」を展開。全国で唯一、養蚕から織り、染色など絹織物産業の全工程が集積する地域の特性を生かし、関連企業巡りや蚕の飼育、染色、絹タンパク入り食品の開発、鶴岡シルクの歴史などを伝える紙芝居製作などに取り組んでいる。

 シルクガールズ・コレクションは同プロジェクトの一環で、3年目の今回は鶴岡の絹産業発祥の地・松ケ岡を会場に選んだ。ショーで披露するドレスは、被服系の2、3年生計32人が今年4月から半年以上かけて約20着を製作。デザイン面はウエディングデザイナーの伊藤羽仁衣さんがアドバイスした。

 今回は「繋(つな)がり 2012」をテーマに、招待者と一般公開の2回に分けてファッションショーを行った。ポップな音楽に合わせ、赤や緑の華やかなカクテルドレス、純白のウエディングドレスに身を包んだ生徒が次々に登場。ランウエーに見立てた深紅のカーペットの上を生徒たちが歩き、途中でポーズを決めた。ウオーキングについては、2012年度ミスワールド日本代表で鶴岡ふるさと観光大使の五十嵐希さん(鶴岡市出身)が指導した。

 ショーの最後には、プロジェクトリーダーの松浦礼佳さん(3年)が、地元で採取した繭だけを原料にした純鶴岡産シルクのウエディングドレス姿で登場し、観客の喝采を浴びていた。

 松浦さんは「歴史のある建物でのファッションショーはまず経験できない。少し緊張したけどとても楽しくできた。会場の皆さんに鶴岡シルクの魅力を伝えられたと思う」と笑顔で話していた。

 このほか、ファッションショーの前に鶴岡市シルクタウンプロジェクト主催のシンポジウムが開かれ、五十嵐さんと鶴岡織物工業協同組合理事の大和匡輔さんが鶴岡シルクの歴史や魅力などについて語った。

 プロジェクトの最終的なまとめは来月22日、市文化会館で開かれる総合学科の課題研究報告会で発表する予定。

最後に出演者が全員登場し、観客にあいさつした。中央は五十嵐希さん
最後に出演者が全員登場し、観客にあいさつした。中央は五十嵐希さん



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