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2012年(平成24年) 11月25日(日)付紙面より

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「ひろき心」刻む 今春に閉校 酒田中央高の記念碑建立

 4月に酒田市内の県立3高校と統合し、71年の歴史に幕を下ろした市立酒田中央高校の記念碑が、主に同校の敷地を使って開校した酒田光陵高校の南側に建立され23日、現地で除幕式が行われた。

 酒田中央高は1940(昭和15)年、琢成尋常高等小学校に併置する形で酒田実科高等女学校として開校。その後、酒田琢成高等女学校、酒田市立高校と名称を変更し66(同41)年、北千日堂前に新校舎が完成したのを機に酒田中央高に改称した。卒業生は1万5342人。地元はじめ国内外で活躍している。

 記念碑は、同校の歴史を将来にわたって語り継ぐ象徴にしようと、市が約110万円をかけて建立。黒御影石製で土台を含めた高さが1・2メートル、幅が1・45メートルあり、表面には校章と同市の書家・平田羽山さん揮毫(きごう)による「酒田市立酒田中央高等学校跡地 昭和41年4月1日から平成24年3月31日」の文字が隷書体で、裏面には「すこやかに好きほほえみを」など校歌3番までの最後の一節が刻まれている。

 この日は関係者約30人が出席。本間正巳市長が「少子化の進行で県立3校と統合したが、酒田中央高の歴史は酒田光陵高に引き継がれていくものと思う。その意味でも光陵高の在り方、姿を見つめていかねばならない」とあいさつした。

 続いて、酒田中央高の最後の入学生代表の菅原偲歩さんと小松樹さん(ともに酒田光陵高2年)ら10人が除幕。紅白の綱を引き、碑を覆っていた白布を外した。

 酒田中央高同窓会の安藤洋子会長が、謝意を示した上で「大好きな校歌の一節にある『ひろき心』を持ち、酒田光陵高の後輩たちを見守っていきたい」と祝辞。菅原さん、小松さんと卒業生8人の計10人が記念碑の前で校歌を斉唱。建立を祝った。

除幕された記念碑の前で3月まで酒田中央高生だった2人と同校卒業生が校歌を斉唱した
除幕された記念碑の前で3月まで酒田中央高生だった2人と同校卒業生が校歌を斉唱した



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