2012年(平成24年) 11月29日(木)付紙面より
ツイート
酒田市坂野辺新田の八幡神社(阿部直徳宮司)で27日、その年の収穫に感謝する新嘗祭(にいなめ)が行われ、みこに扮(ふん)した地元の女子小学生2人が、優美な舞を披露した。
創建約240年の同神社では、女子も参加することで祭りの活性化を図ろうと2006年から毎年、近くの十坂小学校の6年生女子がみこ役を務め、4月1日の例祭と新嘗祭で舞を奉納している。今年は佐藤芹香さん(12)と佐藤瑠依さん(12)が希望し担当した。
春の例祭に続いて2回目のお披露目となったこの日は、冷え込む同神社本殿で神事。神前にお神酒などを供えた後、白衣に緋袴(ひばかま)姿で手に鈴を持った2人が、「君が代」(国歌とは歌詞も曲調も異なる)に合わせて「鈴の舞」を優美なしぐさで上演した。約8カ月ぶりの披露を無事終えた2人は、「難しかったが楽しかった」(芹香さん)、「練習時間が短かったけど上手にできてよかった」(瑠依さん)と、ほっとした表情。ご祝儀をもらうと笑顔がこぼれた。