2012年(平成24年) 11月6日(火)付紙面より
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鶴岡市錦町のエスモールで3日、高さ約6メートルのクリスマスツリーがお目見えし、キラキラ輝く飾りの数々が一足早くクリスマスシーズンの到来を告げている。
エスモールでは毎年、趣向を変えたツリーを設置。今年は青やシルバーの丸形のオーナメントや、流れ星のように光が上から下へ落ちてくる電飾などが飾られ、幻想的な雰囲気を漂わせている。
この日は、1階吹き抜けの「光の広場」で点灯セレモニー。はじめに同市内のマリア幼稚園の年長児約40人がかわいらしいダンスや「もろびとこぞりて」などの歌を披露し、セレモニーに花を添えた。園児らのカウントダウンでツリーが点灯すると、訪れた買い物客などからは「きれい」などと歓声が上がった。
引き続き、園児たちが「ジングルベル」「すてきなホリデイ」などの歌を発表していた。ツリーの点灯は来月25日まで。
同幼稚園の宮崎夢渚ちゃん(6)は「ダンスと歌どっちも上手くできたよ。サンタさんには洋服をお願いします」と笑顔で話していた。
2012年(平成24年) 11月6日(火)付紙面より
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県が今月15日に運航を開始するドクターヘリの実機訓練が3日、鶴岡市と庄内町で行われた。いずれも傷病患者を想定して行われ、基地病院や消防関係者らが出動要請から搬送までの手順を確認した。
訓練は、関係機関相互の機能確認や連携強化を図ることを目的に、先月22日から県内の全12消防本部ごとで順次、実施している。
この日午前は、鶴岡市鼠ケ関地区で訓練が行われ、同市消防本部署員や県の担当職員など約30人が参加した。訓練は「鼠ケ関のオートキャンプ場で30代の男性がバーベキューの火起こし中、着火剤を継ぎ足したところ、爆発して上半身にやけど負った」との想定で、はじめに119番通報を受けた消防本部の通信指令室が救急隊を出動させるとともにドクターヘリの出動を要請。支援隊としてポンプ車がランデブ―ポイント(臨時離着陸場)となったマリンパークねずがせきの周りの安全確認や周辺住民にヘリに近づかないよう注意を呼び掛けた。山形市内から医師と看護師を乗せたヘリは要請から約30分後に到着。救急車と合流し、医師が車内で患者役の消防隊員に救命処置を施した後、ヘリに収容して市立荘内病院に向けて飛び立った。同日午後は、酒田地区広域行政組合消防本部の隊員らが参加し、庄内町立谷沢で同様の実機訓練を行った。
県危機管理課の伊達丹消防専門員は「今までは通報から医師の診察が始まるまで1時間近くかかっていたが、ドクターヘリの導入により、半分近く短縮できる。庄内地方では山間部や飛島への出動要請や転院搬送などに有効活用されることが期待される」と話した。