2012年(平成24年) 11月9日(金)付紙面より
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米大リーグのインディアンスとマイナー契約を結んだ羽黒高校硬式野球部の土田拓弥選手(18)=3年=が7日、酒田市立第二中学校(白旗泉校長)を表敬訪問し、中学生時代の恩師と懇談した。恩師の激励に、土田選手は「春までしっかり体をつくり、全力で挑戦してくる」と意気込みを語った。
土田選手は酒田市出身。平田中(現酒田二中)から羽黒高へ進んだ。今夏は主将を務め、1番打者・中堅手としてチームの4強入りに貢献した。
この日、羽黒高野球部の横田謙人総監督と共に酒田二中を訪問した土田選手は、白旗校長や平田中野球部時代の顧問の宮崎建教諭と懇談。土田選手は「今は高校の寮を出て自宅から通学しており、帰宅してから自主練習に励んでいる。渡米の時期は3月下旬から4月上旬を予定している」と恩師らに報告した。
また、白旗校長や宮崎教諭から「小さいころからとにかく足が速く地域で有名な子だった。小学6年生の時、走り幅跳びで5メートル05の記録を出し、全国4位になった」「中学では軟式の野球部と硬式のクラブチームを両立し、軟式野球部で主将を務めた。仲間のことを気遣い、責任感が強かった」など思い出話を聞かされると、はにかんだ笑顔を見せていた。
最後に宮崎教諭から「俊足を生かし、自分の才能を伸ばせるだけ伸ばし、頑張ってこい」と激励を受け、「夢に挑戦してきます」と力強く決意を語っていた。
2012年(平成24年) 11月9日(金)付紙面より
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鶴岡市の西郷小学校(遠藤敬校長)の児童たちが7日、鶴岡市長崎の農業用水路で、ミズバショウの苗の移植活動に取り組んだ。
西郷北部地域の湿原(約4ヘクタール)には、平野部ではあまり見られないミズバショウが多く群生している。移植活動は、同地域で2009年から進められている県営ほ場整備事業の一環で、地元住民や子どもたちにミズバショウの保全などについて意識を高めてもらおうと、西郷土地改良区などでつくる西郷北部地区経営体育成基盤整備事業推進委員会(阿部和夫委員長)が2年前から実施している。
用意された苗は、県庄内総合支庁などが今年6月ごろ、同地域の湿原に自生するミズバショウから種を採取し育ててきたもの。この日は同小6年生15人のほか、同支庁や地元住民など計40人ほどが参加した。
はじめに県の担当者から「ミズバショウの根を傷つけないように」と注意を受けた後、児童たちは3グループに分かれ、水路内に設けられた3カ所のスペースにミズバショウの苗を約40株植えた。時折雨がぱらつく中、子どもたちは移植べらで土を掘り、丁寧に苗を植えていた。
参加した野村彩人君(11)は「きれいなミズバショウに育ってほしい」と笑顔で話していた。