2013年(平成25年) 9月13日(金)付紙面より
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酒田市内の産直施設が集まり、旬の農産物、加工品を販売する「あきほ市」が11日、同市あきほ町の日本海総合病院敷地内でオープンした。今後は10月末までの毎週水曜日の午前9時半から午後1時ごろまで、同病院南側歩道付近にテントを設置して出店する。
障害者の自立支援などを目的に、市内の福祉関連4施設と山形県・酒田市病院機構(栗谷義樹理事長)が今年5月に始めた「あきほ市」の「産直施設版」。毎週火、木曜に行われている福祉施設版「あきほ市」では、各施設が仕入れた季節の野菜や果物、加工・製作した木工品や菓子類などを販売しており、来院者から人気を得ている。さらなるにぎわいの創出を目的に今回、同機構と市が水曜に産直施設版を新設した。
オープンに向けて市農政課が市内の産直施設に参加を呼び掛け。初日は「さかた中町(まんなか)マルシェ」「みどりの里山居館」「産直たわわ」「うめもの会」「産直ららら」の5団体が出店した。
午前9時半のオープンと同時に大勢の来院者がテント内で品定め。旬を迎えた和梨「幸水」、県オリジナルのイチゴ「サマーティアラ」、ブドウといった果物、いずれも地元で採れたナス、長ネギ、飛島特産のジャガイモ「ゴドイモ」などの野菜、花卉(かき)類、おこわやしそ巻き、あんかけうどんなどの加工品を次々と買い求めていた。同課農政企画係主任の柿崎則子さんは「来年度以降、福祉施設版と産直施設版合同による『あきほ市』の開催も検討したい」と話していた。