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2013年(平成25年) 9月14日(土)付紙面より

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伝統の黒川能学ぶ

 鶴岡市の山添高校(御舩明彦校長)で12日、黒川能(国指定重要無形民俗文化財)の学習講話が行われた。1年生が黒川能下座能太夫の上野由部さん(60)から、能における扇子の使い方や能面で表情を表現する方法などについて学んだ。

 同校は2005年度から1年生を対象に、地域資源を生かした独特の授業として、同じ櫛引地域の伝統芸能・黒川能の学習に取り組んでいる。本年度は王祇会館や春日神社の見学、水焔の能(7月)の会場設営ボランティアなど、来年2月まで10回の学習が予定されている。また、来月2日には全校生徒対象の黒川能鑑賞会も行われる。

 今回の講話は上野さんを講師に招き、1年生23人が聴講した。上野さんは扇を携えて神様を拝む基本的動作や、能で実際に使う「差し込み」「打ち込み」など扇を用いた動作を解説した。

 また、能面を実際に生徒たちからかぶってもらい、「能面は表情がないように見えるが、1つの動作でさまざまな感情が伝わってくる」と説明。面を付けた生徒に「視線を少し下にしながら左方向をゆっくり見て」などと指示すると、“にらみ”を利かせた姿となり、生徒たちは驚きの声を上げていた。

 沼澤輝君(16)は「講義を聞いて黒川能にとても興味が出てきた。もっと詳しく勉強したい」と話していた。

山添高の1年生が上野さん(右奥)の解説を聞きながら、黒川能について学んだ
山添高の1年生が上野さん(右奥)の解説を聞きながら、黒川能について学んだ



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