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2013年(平成25年) 1月12日(土)付紙面より

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不審者対応など学ぶ 110番の日朝暘六小 児童が通報体験も

 「110番の日」の10日、鶴岡市立朝暘第六小学校(佐藤清雄校長、児童812人)で「110番教室」が行われ、4年生162人が警察官から有事の対応などを学んだ。

 「110番の日」は警察庁が1986年に制定。同日前後に全国各地で、制度の仕組みや機能などに関する広報イベントが行われている。

 この日は鶴岡署広報劇団「上郷一座」の警察官4人が同校を訪問。110番クイズや万引防止などを呼び掛ける寸劇、110番通報体験を行った。このうち通報体験では、「近くに泊まるところはないか」などと尋ねる不審者役の同署員2人に対し、児童たちは「分からない」と答え、大声を出して逃げた。その後児童たちは携帯電話で110番通報し「下校中に声を掛けられた。男性2人で、サングラスを掛けていた」などと的確に説明し、110番通報について理解を深めていた。

 110番教室に参加した佐藤久遠君(10)は、「知らない人から声を掛けられたら大声で助けを呼びたい。とても勉強になった」と話していた。

児童たちが110番通報について理解を深めた「通報体験」
児童たちが110番通報について理解を深めた「通報体験」


2013年(平成25年) 1月12日(土)付紙面より

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AEDの使い方指導 加茂水高出前授業 児童へ伝え知識深める

 鶴岡市の加茂水産高校(長谷川賢校長)の生徒たちが11日、近くの市立加茂小学校(升川繁敏校長、児童56人)を訪問し、6年生に救急法の技術を伝える出前授業を行った。高校生が人工呼吸や心臓マッサージのやり方、AED(自動体外式除細動器)の使い方などを子供たちに指導した。

 加茂水産高は、海洋資源科アクアライフ系の生徒が授業で日本赤十字社の救急法を学び、救急救命士の資格取得を目指している。また、生徒が救急法を地域の子供たちに伝えることで自らの知識や技術を確認するとともに、小学生にも災害時の救護などへの理解を深めてもらおうと、出前授業を実施している。

 加茂小で救急法の出前授業を行うのは今回が初めて。加茂水産高2年アクアライフ系の12人が講師役を務め、加茂小の6年生12人が参加した。はじめに3班に分かれ、AEDの使用方法など基礎知識を生徒が児童へ説明。続いて児童たちが「人工呼吸、心臓マッサージをする人」「119番通報をする人」「AEDを持ってくる人」など役割分担をし、実技講習を行った。

 児童たちは役割を交代しながら人形に心臓マッサージなどを施した。また、AEDのパッドを実際に人形に取り付け、電気ショックを与えるボタンを押すなど体験した。順番や方法が分からなくなると、加茂水産高の生徒が「体のこの線とこの線が交わるところでマッサージをして」などとアドバイスした。

 加茂小6年の渡部力輝君(12)は「心臓マッサージはうまく押し込めず、人工呼吸はちゃんと空気が人形に入り込まないなど、どちらも難しい。もし倒れている人がいたら今日学んだことを役立てたい」と話していた。

加茂水産高の生徒が加茂小の6年生にAEDの使い方などを指導した
加茂水産高の生徒が加茂小の6年生にAEDの使い方などを指導した



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